2個上の先輩【kzh】 (ページ38)

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叶｢集合してもらってごめんね？お昼食べながらお話していい？｣

お昼になっていつものメンツ(剣持、イブラヒム先輩を除く)で集まっていた。剣持とイブラヒム先輩は、用があるんだとかなんだとか…イブラヒム先輩は常に用があるイメージなんだけど…

『いえ、大丈夫です、佐藤くんの話ですよね？』

叶｢そう、その佐藤って人をいろいろ調べて見たんだけど、あの人色んな人に適当言ってるって話をチラッと聞いてね？静かそうに見えて、裏では悪いことしてるらしい。Aちゃんってクラスではモテるって話を聞いたんだけど、どうやら賭け事をしていたらしい。｣

ほう、なるほど？

『賭け事…ですか、』

叶｢うん、聞いたら耳が痛くなるような感じなんだけど…佐藤とAちゃんが付き合えたら…みたいなので、お金が掛けられてみたいなんだよね。そこも調査済み。それで汚い手で無理やりAちゃんと付き合えるように、葛葉との写真とかを撮ったみたい｣

『そうですか…』

要するに、私と付き合えたらいくらとか掛けられたって事ね。
ガードが固そうな私を落とすつもりだったけど、葛葉先輩とのネタをいい事にそれを利用とした訳だ。とんだ最低な男だな。

『調べて下さり、ありがとうございます。』

叶｢いいえ。まぁ、葛葉のためでもあるし、Aちゃんのためでもあるからね！｣

葛葉｢うるせ、余計なこと言うな！｣

叶｢なーに？くーちゃん、あの事言ってもいいんだよ？｣

葛葉｢…言わなくていいから｣

顔を逸らしバツが悪そうにする葛葉先輩とニヤニヤする叶先輩。
なんの事だかさっぱり分からないから気にしないことにした。

りりむ｢わーん！にいやん、本当にありがと～！Aが学校来なくなったらどうしようってなったもん｣

不破｢俺らは、Aが居なくなったら寂しいからな！｣

『みんな、ありがとう』

佐藤くんと話すべきだな、これは。どうしてこんなことしたのか。聞かなきゃ行けない。…葛葉先輩連れて話をしようかな。

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