2個上の先輩【kzh】 (ページ4)

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国語ってさ、本当に眠いよね。せんせー、お経読まないで。すごく眠いから話の内容入って来ないよ。あー…ほら、クラスの半分寝ちゃってるじゃん。

なんとかギリギリ眠気に葛藤中な私は、気を紛らわすために向かい側の校舎の屋上をチラッとみた。そこにはサボり魔先輩こと葛葉先輩が居て、日陰でスヤスヤと寝ていた。サボり魔は本当だったんだ…女は嫌い、オマケにコミ障でゲーマー。ローレン情報だから間違えではない。情報が間違ってたらこいつにカフェオレでも奢らそうかな。チラッと隣で気持ちよく寝ているローレンをみて視線はまた屋上に。

パチッとサボり魔先輩と目が合った気がして思わず黒板に目をやる。え？いつから起きてた？さっきまでスヤスヤと寝てたよね？
もう一度見ると、伸びをしてイヤホンをして携帯を弄っていた。

「瀬戸〜、黒板は外じゃねぇぞ、授業に集中しろ」

『ｯﾁ…』

他にも寝てるやつとかくっちゃべってるヤツおるやんか、
私だけに言わないでもらいたいね。お前の授業クソつまんねーよ
私は机に伏せてねることにした。

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