2個上の先輩【kzh】 (ページ30)

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『先輩、一旦離れましょう』

葛葉｢………嫌だ、｣

先輩に一旦離れて欲しくて言うけど嫌だと断れてしまった。
いくらなんでも、好きじゃなくても異性に抱き締められるのは心臓が止まりそうになる。

『…お願いします、一旦、一旦ね？離れましょ、』

私がそう言うと次は潔く私から離れた。心臓の音が鼓膜まで聞こえてくるような変な感覚。

『先輩は、私のどこがいいんですか、』

私には、自分には分からない。私の魅力。なにが良くてどこを好きになってくれたのか。性格も終わってるし、めんどくさい事は本当に嫌い。

葛葉｢…笑った顔、、普段そんな笑わねえのに、不意打ちに笑うと、……すげぇかわいとことか、声、行動、身長、全部すき、あ、あと、、｣

『ストップストップストップ！』

聞いてるうちに恥ずかしくなって先輩の口を手で塞ぐ。
そんなにいっぱいあるのは聞いてない、恥ずかしくなって俯いてると先輩の手が伸びてきて視線が交わる。

葛葉｢……そんくらい、お前がすきだ、｣

『ｯ……』

どうやら私はこの先輩からもう逃げることが出来ないみたい

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