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「…引いたかァ?」


話し終えた彼は、私の方へ向き直り一言だけそう言った。



『…まさか。』



正直に言えば、驚いた。
ずっと知りたいと思っていた彼の過去は、私のそれよりももっとずっと、過酷で、例えようもないほどに残酷なものだったから。




鬼殺隊、という仕事をしていたことも
その仕事をするようになった経緯も、
弟である玄弥くんのことも。

何も知らなかった私は、今までに何度彼を傷つけてしまったか分からない。



きっと無責任なことをたくさん言ってしまった。





だけど彼の口からそれを話してくれたことが
私にとっては何よりも嬉しい事だった。












「なァ」



その後紡がれた彼の言葉に、
私の瞳からは一筋の涙が流れた。
















「お前の名字、俺と一緒にしてェ」





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kiki11241(プロフ) - 天元オチはないのか( º言º) (2021年5月12日 14時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 音柱編も好きだったけど、風柱編の方が好きでした(^^) (2021年5月12日 14時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ド悶絶だわよ!!! (2021年5月11日 23時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
奏海(プロフ) - 柚葉さん» 男前な実弥さんに悶絶してくれたようで嬉しいっ! (2021年5月11日 22時) (レス) id: d291d10447 (このIDを非表示/違反報告)
奏海(プロフ) - 環さん» たまちゃんいつも褒めてくれる…っ!語彙力無くせたのが私としては嬉しいぜっ!!私もラヴ (2021年5月11日 22時) (レス) id: d291d10447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏海 | 作成日時:2021年5月5日 19時

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