一番星が1つ。 ページ4
夢主side
教室を出た私は、超高速早歩きで昇降口に向かった。
うん、今だったらゼッタイ私競歩の選手になれる。
彩 「あっ、Aちゃん！」
学校を出ると、正門の端に親友であり
夢 「アーヤお待たせ。」
中学に入って1ヵ月、私には親友が出来た。
きっかけは1人で図書室にいた時のこと。
＊
・・・・その頃の私はボーっと一人で考え事をしてた。
なぜか入試トップだったからと言って学級委員やらされて、
クラスメイトにＨＲで声が小さいとからかわれた。
でも別にからかわれたっていい。
嫌われておけば変に探られることもないし、
ましてやお友達になろうなんて言われて、和兄の事知られたら....
和兄目当てに媚び売ってくるのが目に浮かぶ。
だから学校では無口で無愛想なコを演じてきた。
まあ、双子だってばれないように中学では努力してきた。
和兄とは二卵性双生児だからあまり似てないけどね。
その他私が和兄と兄妹だってばれないためにとった対策は、
・登下校は電車が被らないように時間めっちゃ早くいく
・もし「上杉和典くんの兄妹？」って聞かれたら、
「違います、苗字が同じなだけです」と繰り返す。
あとは.....
そんなことを考えてたら誰かとぶつかってひっくり返った。
？ 「すみません！大丈夫ですか？」
声をかけられて、顔を上げたらそこには隣のクラスのルーム長、立花さんが立っていた。
心配そうに覗き込みながら、ふと私の手元を見た。
立花さん「あっ、その本好きなんですか？」
私が持っていたのは、純文の同い年は読まなそうな本だった。
立花さん、こんな本よく知っているな・・と思いながらうなずくと、
立花さん「私もその本好きなんです！」
輝く笑顔で立花さんは言った。
・・・・それが、私とアーヤの出会い。
彩 「Aちゃん、何笑ってるの？」
わっ、いけない。ついにやけてしまった。
夢 「何でもないよアーヤ」
しばらくして、アーヤが思い出したように手を打った。
彩 「そうだ！Aちゃん、こんど私の仲間を紹介したいんだけど、いいかなっ」
夢 「仲間？」
彩 「そうだよ。みんな男の子でね、私たちで探偵チームを組んでるんだ」
夢 「へー」
男なら、まあいっか。アーヤの頼みだし。
夢 「いいよ」
彩 「ホント！ありがとうっじゃあ後で秀明に来てくれる？」
アーヤ可愛すぎるっ！
夢 「分かった」
どんな子かなー？
文字数が....
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリン - めっちゃ面白いので更新頑張ってください！ (2021年9月7日 14時) (
レス) id: b4d0964373 (このIDを非表示/違反報告)
星泉(プロフ) - aikaさん» うわぁぁぁあぁ！！///ご指摘ありがとうございます！＜(_ _)＞なんで今まで気づかなかったんだろ ....泣 今でも面白いって言ってくださる方がいるの本当に嬉しい限りです！しっかり完結させますのでもう少しお待ちいただけると助かります！ (2020年11月3日 8時) (レス) id: 199bfec9f2 (このIDを非表示/違反報告)
aika - 面白いです。[一番星が１つ]で、「一卵性双生児だからあまり似てない」とありましたが、似ていないのは〔二卵性双生児〕だったと思います。更新楽しみにしてます！ (2020年10月10日 7時) (レス) id: ff4fb26d9b (このIDを非表示/違反報告)
星泉明日菜(プロフ) - 志恵さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです( 〃▽〃)最近全然更新してないので、、、テストが終わり次第更新します。これからも宜しくお願い致します。 (2018年10月26日 17時) (レス) id: 1242971bb1 (このIDを非表示/違反報告)
志恵 - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年10月22日 20時) (レス) id: 5d474fb87c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星泉 | 作成日時：2018年3月27日 11時
