baseball girl ② (ページ29)

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柳田悠岐ページ29

46「2人お似合いだよね。付き合ったら？」

「はぁぁぁ！？」

『ポンさんが言うなら付き合う？』

「え！？」

ポンさんにお似合いと言われなぜか付き合うことになった私たち

でも形だけだから。期限は2週間

それまでにお互いの事を好きになれば正式に…。

「ギータこんなのおかしいよ！」

『いいじゃん面白い笑』

「やっぱバカだ…」

『今度デートでもするか！』

「ギータは別に私のこと好きじゃないでしょ？」

『おん』

おい。さらっと言うなよ…。私も好きじゃないけど

そして迎えたデートの日

『お待たせしました～』

「ギータはやっぱ高級車だね笑」

『そりゃな～笑かっこいいじゃろ』

「車はね！車は！」

『なんだそりゃ』

意外と一緒に過したら楽しかったり

『A！見て！あれすごくね！』

「あれヤフオクドームだよ」

『あれ？』

「さすがギータ爆笑」

決してカップルみたいなことをした訳では無い。

『付き合ってたら手とか握るんか？』

「絶対嫌だ」

『こっちからもお断りじゃ』

けど、まだ帰りたくないな。なんて思った1日だった

『また明日な』

「うん。」

『そんな悲しい顔せんといて笑』

「してないし！」

そんな風に過ごしてきた2週間も今日で終わり

気づけばギータの事を好きになっていた

「今日で終わりだね」

『今日で終わりなことは無いやろ』

ギュッと抱きしめられ、ギータは背の低い私の顔に合わせて顔を下げてきた

『俺Aのこと好きになった…終わりたくない。』

『これからも一緒におってほしい』

「私もギータの事好きになった…。よろしくね」

『まじで？』

「まじで」

『やったぁ～！！』

「うるさい！こんなおバカやっぱやめよっかな…」

『えっ！ちょっそれはいかん！』

「どうしよ～笑」

『こうすれば離れられんやろ』

ギータは私の首筋に1つキスマークを付けてニヤッと笑った