baseball girl ② (ページ2)

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寺原隼人ページ2

「テラ～♡」

寺「なに？」

「部屋は寒いし、テラは冷たい…」

寺「そんなことないよ笑」

「ある！温かくして？」

寺「充分温かいけどなぁ。仕方ないか。こっちおいで？」

「うん！」

ソファから僕の座るテレビの前まで向かってくる

何年一緒にいても可愛いし好き

きっとこれからもずっとこの思いは変わらない

「来たよ?」

何してくれるの？みたいな顔をしてるくせに僕の返答を待たずに足を組む僕の上に座る

普段なら

寺「重いっ…」

「はぁ！？」

寺「うそで～す笑」

「もぉ～！！」

とかいう会話をするんだろうけど、たまには甘々な日があったって良いよね

「今日は重い～とか言わないの？」

寺「言わないよ」

Aにもたれかかってギュッと抱きしめる

寺「A…。」

「急に温かくなったね笑」

寺「うん。たまにはね？」

「そんなテラも好きだな～」

寺「ふーん」

「そこは僕もだよとか言わないの？！笑」

寺「絶対言わない」

言葉では冷たくするけど行動では甘くしてみせるよ

首筋とか耳ににキスしたりしてみる

「んっ…//」

寺「もっとその声聞かせてよ」

「…。」

寺「ん？無視？冷たいなぁ～」

「そんなことない…。あっ…//」

寺「ほら。もういいじゃん」

Aは諦めたように僕に向かい合う体制になって僕の唇に軽くキスをする

寺「はは笑」

「笑うなぁ…」

寺「ごめんごめん」

「お詫びにキスして？」

寺「どういう？」

「自分で考えてよ」

A触れるだけのキスをする

「違う…」

寺「分かってた」

「じゃあ最初っから…それしてよ」

寺「わかったわかった」

Aをソファまで運んで深いキスをしばらくしてると少しだけビクッとした

寺「もう無理なの？」

「ちがっ…//」

唇を離すと荒く息をした

「ハァハァ…。テラっ//」

寺「なに？」

「ううんっ…。なんも」

寺「僕のこと名前で呼んで？」

「…。はやと//」

寺「今度からもそれで呼んでね」

「うん」

寺「もうこんな時間だね…。夜になったけど今から何する？」

することなんて決まってるけどAにあえて聞いてみる

もちろん期待通りの答えが返ってきたからベッドに連れて行く

ベッドに行く間も足がガクガクでまともに立ててないけど、そこはあえて手伝わなかったりする。

「まって…！」

寺「ひとりで歩いてこいよ」

「Sなの？」

寺「さぁね」

Aが言ったんだから覚悟しといてね