baseball girl ② (ページ1)

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長谷川勇也ページ1

長「Aー」

「なんでしょう？」

大好きなハセさんに呼ばれた！？

そう思ってることをバレないよう下を向いて向かう

長「あのさ…好き」

「はい？何をですか？」

長「Aのことだよ？」

突然この人は何言ってるんでしょう

「お酒でも飲みました？」

長「試合直前にお酒なんか飲まないよ笑」

「そうですよね…」

長「まぁいいや。そんだけ」

「はい？」

長「あと少しで試合だから俺行くわ」

「あの…ハセさん？」

長「また後でね」

自分から「好き」とかよく分かんないこと言い出して私は話させてもらえないんですか！？

鶴「ねぇねぇ。ハセに告られた？」

「わっ！！！ずっといたんですか？」

鶴「ううん。今来たとこ」

「じゃあなんで？」

鶴「この前ハセが「俺Aのこと好きかもしれない」って言ってたから」

「うそ…」

鶴「なんて言われた～？」

「好き。って」

鶴「そんだけ？」

「はい…」

鶴「ハセらしいね。じゃあ僕も試合だから行ってくる」

「頑張ってください！」

ハセさんが私のことが好き？

ありえない。たぶん嘘だよね

そんなことを思っていると試合が始まった

試合が五回に入る前の長いイニング間を迎える

ハセさんは私のいる裏にやってきた

長「三回での俺のホームランかっこよかった？」

「はい！とってもかっこよかったです！！」

長「それで…さっきのことなんだけど」

「あ。」

長「俺Aの事好き」

「わ、私もハセさんのこと好きです…」

あー！ついに言っちゃった…どうしよう！！

長「ほんと？」

「本当です」

長「じゃあ俺と…」

柳「ハセさん遅い！始まるっす！」

長「あ、ごめん。試合終わったら言うわ」

もー！良いところだったのに！！

グラウンド整備今日早くない！？

七回裏でハセさんは死球を受けて裏に来た

「どこらへんが痛みます？」

長「右肩らへんっ…」

凄く痛そうにしてるハセさんを見てると辛い

でも、そんなことよりも早く試合に戻してあげなけと！！

『長谷川くん大丈夫かな？』

長「だいぶ痛いです…」

『じゃあ代走だすよ！？』

長「お願いします」

「そんなにですか！」

長「たまには良いでしょ。Aがいる所に来られたんだから」

「じゃあ本当は…」

長「それ以上言わないで？一応痛いから」

「ですよね…笑」

長「やっと続きが言える。俺と付き合お」

「はいっ…！！」

長「良かった」

「ふふ笑んっ…」

ハセさんが私に近づいて少し長めのキスをする