僕とマネ【blue】 (ページ28)

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大倉side

俺が中学1年の時、ある女の子が引っ越してきた。

倉父｢おい、忠義！
お客さんやで！｣

お客さん？

こんな日に突然訪問してくるような友達なんておらへんで？

俺は少し疑いながら玄関に向かった。

A母｢ほら、A。
挨拶しなさい。｣

A ｢こ、こんにちは…｣

倉父｢お隣に引っ越してきたんだ。
同級生らしいで仲良うしろよ。｣

倉｢おう…｣

倉母｢こんにちは～
良かったら上がってください。
いいバームクーヘン用意しますよ？(笑)｣

A母｢ホンマですか？
じゃあ、お言葉に甘えちゃいましょうかね(笑)｣

Aっていう子が俺の家にあがった。

はい、これAちゃんにね。とオカンに2つバームクーヘンを渡された。

倉｢はい、これ。｣

A ｢あっ、ありがとう^^｣

なんやねん、笑顔普通に可愛いやん。

A ｢なんかごめんなぁ？
いきなり上がり込んでもうて。｣

倉｢いや、ええんやけど。
A、やっけ？｣

A ｢うん、そうやで。
大倉くん？｣

倉｢おん。みんなから“たつ”とか呼ばれとるわ。｣

A ｢たつくんやな(笑)｣

これが俺らの出会いやった。