復讐の堕天使【EXILE TRIBE】 (ページ3)

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Aside

　

「あとHIROさん、一つ頼みがあるんですけれど」

HIRO「ん？なんだ？」

「私を活動停止にしてほしいんです。」

表舞台に立ったまま、
復讐をやりとげるのは難しい。

大変身勝手かもしれないけれど、

復讐のためには必要なことなの。

HIRO「どうせ潰すんだ。好きにしろ。」

A「わぁ、ありがとうございます!!」

HIRO「お前の歌声を聞けなくなるのは惜しいがな。」

本気なのか冗談なのか。

HIROさんは鼻で笑いとばし、
コーヒーを一口口に含む。

HIRO「でも活動休止した状態でどうやって復讐を？」

A「ガールズちゃんたちと私のマネージャーに手伝ってもらいます。あと、TRIBEの方たちも少し利用させていただこうかな、と。」

そう言って目を細め
カフェから見える景色を一望する。

この景色。

この業界が私の手によって

揺るがされる未来を想像すると

身体がウズいて仕方がない。

HIRO「頑張れよ。」

A「…はい、」

ねぇ、HIROさん。

私はこれから貴方の会社を潰すというのに

何故そんなに穏やかな顔をしているんですか？

HIRO「俺は、お前の味方だからな。」

benefactor。

HIRO「この事務所を派手にぶっ潰してくれ。」

A「ええ、もちろん。」

最高の復讐劇が幕を開ける＿＿＿＿