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後ろを向いた男の子の手を咄嗟に掴んだ。
『エリスに何をする心算なの？』
「腹いせに使うだけだよ。」
そして、私は気付くと路地にいた。
「僕はラチエル。ポートマフィアの敵組織の一つだよ。
此の前仲間が散々に殺されちゃってねぇ。」
ごくりと生唾を飲み込む。
「エリスちゃんとかいう子は首領のお気に入りと聞いたよ。
其の子が無残に殺されていく処を見るのはさぞ胸が張り裂ける思いだろうねぇ。」
と、ニコッと笑った。
駄目だ。エリスに会わせたら、探させてはいけない。
走馬灯のようにエリスとの日々が思い出される。
「あ、そう云えば君もお気に入りなんだってね。」
「現ポートマフィア幹部、中原中也の。」
懐から短刀を出し、ジリジリと私に歩み寄る。
『私で満足するなら別にいいけど、エリスを刺されるのは困るなぁ〜』
なんて能天気にいうと、男の動きが一瞬止まる。
「満足？････････････ポートマフィア全員を殺しても満足なんてしないよ。」
ギラリと光った男の目は何も灯していなかった。
――― ・ ―――――――――――――――――― ・ ―――
そんなこんなで、今に至る。
身体が動かない。
体が熱くて熱くて堪らない。
そして、疼く。
見えなくなった人影。
重たい瞼。
私が眠りの世界に落ちそうになって居た時、
何かが砕ける大きな音が路地に響き渡った。
その音で一瞬にして、此方の世界に引き戻される。
耳を澄ますと紳士靴特有のカツンカツンと云う音が、次第に大きくなり、
此処に近付いてきているのが分かった。
走っているのか、音のテンポが速い。
そして、影が目に入った時、
「A！？」
足音の主は中也でした。
其れを確認するとテレビの電源が切れる様に、プツリと意識が途切れた。
――― ・ ―――――――――― ・ ―――
『ん････････････んぅ････････････』
目を開けると中也の顔が接吻しそうな位近距離にありました。
「A、何か云う事あんじゃねェのか？」
『迎えに来てくれてありがとう。』
ふかふかの中也の寝台に寝ている私はふかふかの掛布団を掛けられて
とても幸せな気持ちに浸っとります。
そして、その上に中也が居る。
掛け布団の上に乗っかられていて顔以外は全く動かせない。
＊→← 番外編一 [ 異能 ] 【中也】※Whitemoon様
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 12時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 七海の狐さん» 有難うございます♪可愛いと云って頂けて嬉しいです(*´▽｀*) (2018年11月26日 17時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
七海の狐(プロフ) - ……めっちゃ良かったです……可愛かったですありがとうございます(｀･ω･´)あと、完結おめでとうございます！！ (2018年11月26日 9時) (レス) id: 387999ad37 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 莉々さん» えｒいですね〜ｗｗリクエスト有難うございました♪次回作でも宜しくお願いします！チャットにならない様に返信不要です♪ (2018年11月16日 17時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
莉々 - 月瀬ゆうめさん» 続きありがとうございますぅぅぅぅぅ！太宰さんめっちゃえr（（殴もうすごい良かったです！（語彙力）ありがとうございます！ (2018年11月12日 17時) (レス) id: a7ec830862 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月瀬ゆうめ
| 作成日時：2018年8月18日 15時
