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 香り ページ20





  中也side




  俺はAを執務室に連れて行った。

  そして、ソファに座らせる。





  気は乗らねぇけど青鯖にも連絡を入れてここに来るように指示する。





  『ねぇ、森さんの部屋は「今は駄目だ。」・・・え?』


  ローテヱブルにココアを置く。





  『如何いう事?』


  ココアを飲むと訊いてきた。





  「はぁ・・・此れだからなぁ・・・」




  俺は説明する。





  先刻Aからは何時も以上に甘い香りが漂っていた。

  人間にはわからない。




  吸血鬼にだけわかる香りが。

  そして其の甘い香りは現在もしている。





  吸血鬼にだけわかる香り。

  即ち其れは吸血鬼に自分の血の種類を知らせるための香り。





  最初に吸血した時に気づいた。

  Aは神に選ばれた者だけが持つと聞く珍しい血の持ち主。





  割合的には1%。

  俺も初めて出会った。





  そして此の強すぎる甘い香り。


  吸血鬼を誘惑し、自我を忘れさせるほど強い美味しい血の香りをさせるのは






  この世に一人と云われる


  【神子の血】を持つ者。








  「今外に出ると吸血鬼に襲われる。香りに釣られて寄って来る。」


  『え、こっわ! ていうか・・・全然分かんないんだけどなぁ』






  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



  Aside




  中也は続ける。


  「その中で何日間か続く期間があるんだな。」

  『ほう。・・・吸血鬼に血を捧げるための日・・・・・・とか?』




  冗談で云うと、中也は突拍子を突かれた様な顔をした。




  『え、嘘。』



  して、とおおおおおっても悪い顔をした。


  いやんイケメン。








  「だから、血ィ吸わせろ。」


  『はぁ・・・私はね、もう血は捧げないの。』


  「何でだ?」


  『気分。』


  「じゃ、いいな。」






  中也はバサッと私の上に乗っかった。


  そして、さも普通の様に牙を首に当て、


  グッッ ))







  『っっっ・・・・・・』


  噛み、血を吸う。





  じゅるりっ・・じゅるっ・・・・ ))




  『っっふ・・・・・・ぅん・・・・・・』



  口からは自分のものとは思えない声が出ていく。







  じゅるじゅるっ・・・・・・じゅっ・・・・・・ズルッ・・・・・・))




  『はぁ・・・はぁ・・・』




  →→→文字数‥‥

 血からの力→← これぞフラグ。



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月瀬ゆうめ(プロフ) - nirさん» 拒否権はないぜよ(笑)一寸書き直しとこ・・・・ 云うとしたら誰が云うんでしょうね〜 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
nir(プロフ) - そのまま「拒否権はないぜよ」って読んでしまって笑った (2018年8月18日 21時) (レス) id: f5c5084d90 (このIDを非表示/違反報告)
楓歌 - わかったー、ゆうめって呼ぶね〜〜 (2018年8月17日 17時) (レス) id: 64f6769e17 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 楓歌、良いよ〜♪好きなように呼んじゃって〜 (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - ひにゃたこさん» いや、何て寸劇をしてんだろうか。存分に吸われてくだしゃい!!!妄想の世界で!!! わかりますよその気持ち。世の変態さんは私の同士様なんではないだろうか・・・・つい先日変態と云う事を認めましたよ(笑) (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年7月7日 11時

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