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細すぎる体を必死に動かして
冬の町を駆けていくようへい。
指先と頬は寒さで赤く染まり
降り積もる雪に何度も足を取られながらも
海へと走り続けた。
誰よりも先に携帯を見て
考えるよりも先に走り出したようへい。
やっとの思いで海が見え、
波打ち際まで走る。
さすがに体力の限界が来たようで
腰に手を添えて歩いていると
見覚えのある人影を見つける。
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yf「はぁっ…はじめくん……！」
hj「ん………………？」
ボーッと海を見つめる彼に駆け寄る。
思った通りはじめは薄着で、
頬は真っ赤、体は寒さで震えていた。
すぐに自分の上着を脱いだようへいは
はじめに着てもらおうと渡そうとするが、
「来ないで下さい」
そう呟いて 1歩、ようへいから遠ざかった。
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yf「はじめく……帰ろ…？ お願いだから…。」
hj「死にたいです、誰にも迷惑かけたくない
いなくなればいい、…みんなで海に来たかった。
早く、消えちゃいたい。
ただ、誰かに愛されたかったんです。」
海を見つめたまま
今にも消えそうな声でそう言ったはじめ。
そんな彼に何もしてあげられる事がなく
ただじっと立ち尽くしていたようへい。
後ろの方から足音がして振り返ると
てつやとともたかも揃って到着していた。
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tm「ようへいさんっ…………？」
yf「はじめくん、お願い、行かないで。」
hj「………………」
はじめが横目でようへいの顔を見据えると、
彼は目を瞑って何かを考え込むようにして
頬には涙が流れていた。
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夜０時
プリ小説 tm祭 開催！！
良かったら見に来てください〜！
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琉(プロフ) - もちもちあいり。さん» ありがとうございます！私も終わらせるの少しだけ寂しかったです 笑 これからもよろしくお願いします…！！ (2021年8月18日 10時) (
レス) id: 0439a75fc9 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちあいり。(プロフ) - こんばんわ！夜遅くにすみません…！この度は完結おめでとうございます…！！毎回更新を楽しみにしていたもので、完結してしまってちょっぴり寂しいです…笑 次回作も楽しみにしておりますね！これからも影ながら応援しております！ (2021年8月17日 22時) (レス) id: db5bd4d5b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉 | 作成日時：2021年6月3日 13時
