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け「雑巾持ってきましたよ〜！！！！」
は「おうおう、おかえり〜」
けんすけが戻ってきたことにより
映像部の部室は騒がしく掃除が再開された。
だいちがバケツに水を汲みに行き
ようへいはゴミ箱に溜まったゴミを袋にまとめて
捨てるために部室を出た。
け「はじめさん、ようへいさんは好きな人いるんですかね...」
は「さぁね〜恋人いたって話聞いたことないけど、
告白は何度もされてるはずなんだよね...」
け「それって好きな人いるから
告白されても断ってるんですかね...？」
は「それはおいらにもわからん...」
少しだけ しゅんとするけんすけ
そんな彼を横目で見ながら掃除をするはじめ
今まで何度か恋愛相談を受けてきたはじめだったが
ここまで真剣な顔つきは初めてだったため
けんすけの意中の人の友人として
何かしてやれないか と考え込んでいた。
部室の外に出ていた2人が戻ってきて
何事も無かったかのように掃除は続いた。
約1時間後
かなり部室は綺麗になったため
4人は帰ることになった。
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だ「あ、あしたも小テストなかった？」
は「あるよ！追試ありの！」
け「だいちさん追試なるんですか！？？」
だ「な、ならねーよ！！」
よ「どうせなるよ。」
だ「ボソッと言わないでよほんとになっちゃう！」
4人で並んで道を歩く。
はじめとようへいの間にけんすけがいて、
ようへいの右隣にだいち、がいる。
交差点がきて
ようへいとだいちは右に曲がる。
ぴょんぴょんと跳ねながら手を振るけんすけ
やっと彼に対して心を開いたのか
笑顔で手を振り返すようへいだった。
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は「けんすけ、応援してあげる」
け「え！ほんとっすか！」
は「うん、なんかようへい君が恋してるの見たことないし面白そうじゃん？」
け「え〜 ⤵ まぁ...がんばります！」
は「おう！」
楽しそうに笑ったはじめは
スキップをして帰路を進んでいった。
そんな彼をけんすけは
微笑ましそうに眺めながら後ろを歩いた。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年2月17日 17時
