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は「おはよ2人とも早いね〜」
よ「なんか、土曜日外出るの久々で楽しみで」
映像部が初めて土曜日の活動をし始めた。
とはいっても
はじめがけんすけの恋愛応援のために呼んだため
ともたかは塾
たなざわは朝起きられない
だいちはほかの友達と遊ぶ
そんな理由から集まれたのは4人だけだった。
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よ「はじめくん、これ」
は「あ、ありがとう！さすがようへいくん...」
ようへいが鞄から取りだしたのは
ホラー映画のDVDだった。
昨日の夜に個人的に頼んでおいたらしく
それを知らなかったけんすけは青ざめていた。
て「怖いのみるんすか！」
け「...........。」
は「みよう！カーテンお願い！」
て「はいっ」
一方のてつやは楽しそうだった。
ホラー映画が好き という理由もあるが、
はじめとここまで長く近くにいられるのは
入部してから初めてだったため、
常に笑みを浮かべていて幸せそうだった。
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は「ほらけんすけ座って、まんなかね。」
け「え、いや...え。」
よ「けんすけ、怖いの苦手？」
け「に、苦手じゃないです.....」
既に怖がっているけんすけを
はじめは面白そうにテレビの目の前の席へ座らせる。
その位置は左端に座るようへいの隣でもあった。
けんすけはそんな事を考えられる暇もなく
恐怖で脅えているように見えた。
その隣にはじめは座り
カーテンを開け終えたてつやに
「おいで」
そう笑って彼を自身の右隣の椅子を叩いた。
そんなはじめのかっこよさに
息を詰まらせたてつやだったが、
なんとか返事を絞り出して心を落ち着かせてから
ゆっくり席に着いた。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年2月17日 17時
