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「は、はじめまして、なわちてつやです…」
け「よろしく！1組の体育委員の上村健介です！」
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放課後の心霊映像部、
ようへいとたなざわは教室掃除のため不在の中
新入部員の自己紹介が行われていた。
ともたかの友達のてつやは
丸っこくて、可愛い
そんな印象が強い好青年だった。
相変わらずけんすけは
てつやの手を握り振り回す。
「やめてあげて 笑 」
と面倒見のいいだいちが声をかける。
素直に言うことを聞いたけんすけは
てつやの手を引いて乱雑に並ぶ椅子に座らせた。
かと思うと
はじめの方に駆け寄り
「今日なにします？！」
そう元気に尋ねた。
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は「うーん、2人来たらスマブラ大会でもする？」
だ「げ、もしかしてゲーム機持ってきたの…」
は「もちろん！」
自慢げにそう言ったはじめは
確かにいつもより大きなかばんから
ゲーム機を取り出した。
もともと教室にあったテレビに
手際よくゲーム機を接続する。
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て「うわ…すごっ…」
と「ね！すごい…家みたい… 笑 」
感動する後輩たちを他所に
呆れるだいちだったが、
いざテレビにゲーム画面が映るようになると
彼も子供のように目を輝かせた。
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け「え ⤴ すごい！ やりましょ！！」
は「あ、すまんみんな〜。さすがにコントローラー
2つしかありませんでしたので〜
トーナメント方式にしたいと思います！」
と「いいですね！」
て「そういえばここ、心霊映像部じゃ……」
だ「あ、やっぱりてつやも騙されてたんだ 笑 」
て「…え？」
と「あ、俺も昨日、ようへいさんから聞いたたなっちから聞きました。」
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意味がわからない
といったような表情を浮かべるてつや。
そんな彼と肩を組んだはじめは
「オイラたちが、教室借りて、遊ぶために作った
偽物の部活です！！！！」
そう高らかに言い放った。
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て「え…？ えええぇぇ 笑 」
だ「すまんなぁてつや…」
と「ごめんねぇ黙ってて…」
て「あぁ、いや、全然いいんすよ 笑 」
は「まぁでも、今度みんなでここでさ部屋暗くして怖い映画でも観ようよ。」
だ／け 「「…………え。」」
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作者名：琉 | 作成日時：2021年2月17日 17時
