3人が出会うお話 ページ13
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春頃
3年1組
このクラスでの成績トップは 釣田洋平
ただし教科別、物理と数学は
毎回のように 江田元 がトップを攫っていく。
掲示板に張り出される順位
いつものようにはじめとようへいは
2人並んで上の方を眺めていた。
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よ「江田君、いつか勝ちますから、理系も」
は「どうぞどうぞ…ねぇ、文系教えてくれない？」
よ「できる範囲なら…理系教えてください。」
こうして2人は
お互いの苦手教科を教え合う関係になり、
後に友達となった。
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一方その頃
一匹狼をかましていた元ヤンだいちは
高校デビューに失敗し
この間行われたクラス替え後も1人で過ごしていた。
元中がだいちの過去の悪行の噂を流したせいか、
他クラスの不良達からいじめを受けていた。
特に目立つようないじめではなく
靴を隠されたり
階段を押されたりなど、
先生の目につかないような卑怯ないじめだった。
ある日
使われていない教室が並ぶ廊下、
人はほとんど通らず
幽霊が出ると噂すらある廊下に連れてこられていた。
本人も何をされるかは察していて
反抗する間もなく 暴行を黙って受けていた。
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「何してんすかお兄さん達、」
「先生呼んじゃうよ〜？」
そこに偶然現れたのが
今回のテストで学年1位をとったようへいと、
なぜかヨーヨーを振り回すはじめがいた。
2人の不気味すぎる雰囲気と
学年トップであるようへいの鋭すぎる目付きに
不良たちは恐れをなして逃げていった。
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だ「あの…あ、ありがとう…」
は「いいえ！同じクラスだよね！よろしく！」
こうして3人は 友達 になったのだった。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年2月17日 17時
