はじだい ページ6
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はじめside
緑色のダメ着を買った。
もっこもこで着心地がよくてお気に入り。
は「これ、だいちくんに着せたらムチムチの
もこもこができる……？」
突然浮かんだだいちくんの顔
なんとなくもこもこのだいちくんが見たくなった。
だいちくんに 2号室来てください
そうLINEして
撮影の為に着ていたダメ着を脱いだ。
だ「はじめ〜どした〜？」
は「お！きたきた、こっち来て〜！」
怪しまれてるのか階段を上がった所で止まっていた
だいちくんを部屋まで入れて
ダメ着を押し付けた。
だ「え、なにこれ毛布？」
は「人をダメにする服！ダメ着です！着てみて！」
だ「え、すごい！ いいよ、撮影用？」
は「あ、ううん、ただだいちくんに着て欲しくて」
だ「なんだそれ笑 」
警戒が解けて優しい笑顔のまま
緑色のダメ着を着るだいちくん。
俺のサイズで買ったから、
あまりムチムチにはならずに手足はブカブカで
萌え袖状態。
チャックを上まで閉め切ってフードも被せた。
は「かっわいい……(小声)」
だ「この状態前見えずらい、
でも確かに手とかすごい暖かいねもっこもこだし」
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だ「えっ、なにはじめ…？」
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我慢しきれなくってだいちくんに抱きついた。
顔をあげられるのが怖くて
真っ赤であろう顔を見られるのが恥ずかしくて
だいちくんの後頭部を自分の肩に寄せ付けた。
……………ハグじゃん、
普通に恋人同士のハグじゃん！！！！！！
なにやってんの俺！？
は「あ…ごめん、だいちくん」
だ「いいよ！もこもことハグするのいい？」
は「いい！すごい気持ちいい」
大人しく抱きしめられているだいちくんは
少しして俺の背中に手を回してきた。
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『でもハグしたいと思うもこもこはだいちくんだけだよ？だいちくんじゃなきゃ嫌。』
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作者名：琉 | 作成日時：2021年1月13日 16時
