はじ凸 ページ50
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てつやside
て｢おじゃまします〜｣
は｢よく来たね！ちょっとまってて！｣
僕が働く会社のしゃちょー兼 恋人 の
はじめさんの家(2号室)に来た。
今日は畑の撮影もおやすみで
朝から自宅でまったり過ごしていると
連絡が来て今に至る。
は｢ごめんねいきなり呼んで｣
て｢大丈夫ですよ、暇してましたから｣
は｢よかった、久々だね〜2人で過ごすの｣
て｢そうですね…｣
2人で並んでソファーに座る。
彼は慣れたように僕の腰に腕を回す。
はじめさんは慣れてる様子だったけれど
されるがままの僕の心臓はバックバク。
2人きりになると
僕はいつも余裕がなくなって、
口元が緩んでしまう事を隠すので精一杯。
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まったり、ゆったり世間話をして
僕はふと煙草を吸いたくなったので許可をとってベランダに出た。
て｢えなんで着いてくるんすか 笑｣
は｢いいじゃん！｣
て｢いいですけど…｣
隣にいる彼は放っておいて
一吸いして、ゆっくり息を吐く。
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突然視界が暗くなった かと思うと
すぐ目の前に照れ笑いするはじめさんの顔があった。
キスをしてくれたんだろう
若干彼の顔は赤く染っている。
は｢てつやのあじする、大人って感じ。｣
て｢は、恥ずかしいっすよ…｣
は｢へへん！煙草吸ってるてつやはかっこいいよ！｣
て｢ っ…………。｣
天使のような笑顔でそう言ったはじめさんは
僕の照れる顔を見て満足したのか
部屋の中へと戻ってしまった。
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彼のせいで
口元が緩んでしまって
煙草を吸うのにいつもより時間がかかったのは
ここだけの話。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年1月13日 16時
