とまたな？たなとま？ ページ38
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たなっちside
今日は休日 とまんの家に遊びに来てる
大体やることは決まってて
ポケカして、スマブラして、遅めのお昼ご飯を食べる
別に付き合ってる訳じゃない仲がいいだけ。
でも最近とまんが怖い というか
すごい積極的でいちいち緊張させられる。
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と「たなっち？」
た「え、あいや、顔近い」
と「ごめんごめん、考え事？？？？」
た「ちょっとね」
と「そっかぁ、あ、ねぇ今日泊まってく？」
た「.............は？」
と「え、や、たまにはいいでしょ？」
た「なに...言ってんの、付き合ってる訳でも...」
ないでしょ、
そう言ってトイレに立とうと思った。
体が動かなかった。
ソファーに隣同士で座っていたはずのとまんが
いつの間にか目の前にいた。
頬を両手で包まれて
とまんの綺麗な目に見惚れてしまっていた。
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た「なに.....明日も撮影でしょ、やだよ」
と「お願いたなっち」
た「他の人にしなよなんで俺なのさ」
と「たなっちがいいの」
た「.......なんで」
と「おちつくから、たなっちといると」
恥ずかしくて目を逸らしていた。
弱々しい声で お願い そう呟いたとまんの顔を見ると
今にも泣き出しそうな目をしていた。
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と「お願い、たなっちがいいの
たなっちの匂いが好きなの、
ギューってした時落ち着くの好きなの、
たなっちと一緒にゴロゴロしてると眠くなるの
お願い、俺たなっちがいいの」
た「分かった、分かったから...泣くなとまん」
と「ごめん.....」
た「ありがとねそんなに俺がいいの？」
と「うん.......」
た「可愛いやつだなほんと...分かったよ泊まってく」
と「ほんと！！！！ やったあっ...」
.
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とまんはきっと寂しがり屋なんだろうな、
た「ごめんなとまん気づいてあげられなくて」
と「ん.......？？？」
た「ううん、なんでもないよ」
これからは抱え込まないで俺に頼って欲しい
そんな願いを込めて
隣で眠るとまんの頭を撫でてやった。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年1月13日 16時
