たなはじ.はじたな ページ30
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たなはじだいすきです、
たなっちside
はじめさんはかっこいい
それはみんなが知ってる。
でも
俺だけしか知らないはじめさんがいる。
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は「たなっちぃ？ あれ？ どこ行ったの〜」
た「トイレです待ってください」
は「え〜やだ〜はやくでてきて〜」
畑の撮影も終わってHAPに2人きり、
そう、はじめさんは
おれと2人きりになると 究極に甘えん坊になる。
それが始まったのは確か
『みんなで褒めたら人は必ずニヤける説』
その動画を撮影した日の夜からだった。
残って、って言われて
そこからベタベタにハグされて甘えが始まった。
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用を済ませてトイレを出ると
拗ね顔したはじめさんが立っていた。
当たり前のことですが
はじめさんの方が背が高いので
下から見上げるような形で目を見つめていると
力強く抱きしめられた。
た「はいはい、編集は？終わりました？筋トレは？」
は「全部やったもん」
た「えらいですね、アニメですか？ゲーム？」
引き剥がすのもめんどうなので
引っ付かれたまま階段を上がる。
はじめさんは俺の首元にずっと顔を埋めていて
正直擽ったい。
きっと癖なのだろう人の首元に顔を埋める事が。
は「なんもしない……」
た「寝ますか？10時ですけど、寝れる時寝といた方がいいと思いますけどね」
は「たなっちどっか行っちゃうじゃん…」
た「行きませんよ」
何もやる気が無さそうだったので
はじめさんを体にくっ付けたまま布団に入る。
1人の仮眠用の布団なので
かなり狭いところを
俺がはじめさんの中に収まる事でなんとかカバー。
寝れる気がしないけど
はじめさんが休めれればよし。
寝たくない とぐずり始めてるはじめさんを無視して
明日の朝に早めに起きて一旦家に帰るため
携帯のアラームをセットした。
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た「寝ましょうよはじ………っ」
は「やだって言ったら？」
急にキスされたかと思うと
かっこいい顔をした男のはじめさんがいた。
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た「寝ましょうよ」
は「ううん、せっかく夜一緒なんだから、ね？」
頬に手を添えられる。
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いつ何処でスイッチが入ったのかは分からないけど
はじめさんの瞳は完全に はつ情 しきっていた。
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作者名：琉 | 作成日時：2021年1月13日 16時
