凸はじ ページ17
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てつやside
畑に入社して3ヶ月ほどが経った時
僕は会社のしゃちょーと付き合うことになった。
突然2号室に呼び出されて告白された。
もちろん最初はドッキリを疑ったけど
カメラはなく、
はじめさんの表情からして
本気 なんだと分かった。
特に断る理由も無く
逆にこんな完璧な人と付き合えるのなら良かった。
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は「てつや〜！ 2号室来て〜！」
て「は〜い、」
た「また呼ばれてんのほんと飽きないね〜」
よ「6日連続だぞてつ良かったな！」
て「そうっすね…」
ここ最近はじめさんは
畑の撮影が終わるタイミングを見計らって
僕を2号室に呼ぶ。
特にこれと言って用事はないはずなのに。
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て「どうしました、」
は「来て〜隣〜」
付き合ってみて分かったことがある。
はじめさんはかなりの寂しがり屋で甘えん坊。
この間だってお仕事ではじめさんが東京に行って
1週間くらい会えなかった時も
帰ってきて次の日はずっとベタベタくっつかれた。
別に嫌って訳では無いんですけど、
少し、恥ずかしい。
て「また、甘えん坊ですか？
今日僕まだ編集が残ってるので…」
は「少しだけ〜」
隣に座ったものの
結局ははじめさんの膝の上に向かい合わせに
座るよう移動させられる。
重いですよ そう言って反抗した時もあったが
知ってるもん、けどこの体勢が幸せなの。
そう笑顔で言われ
返す言葉を失ってしまったことがある。
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は「疲れた…」
て「お疲れ様です、次いつ一緒に撮影できます？」
は「いつだろう今案件動画があって…」
今思うと最近の1週間くらいははじめさんは畑の動画に出ることが少ないし、
2号室に呼び出されてベタベタされるのが
始まったのもちょうど今日で6日。
彼なりに埋め合わせをしてくれているのかもしれないし、
ただただ寂しいだけなのかもしれない。
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は「ごめんね、もう少し頑張るからさ
甘えさせて？」
て「応援してますよ、いつでも甘えてください？」
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作者名：琉 | 作成日時：2021年1月13日 16時
