七話 ページ10
エンチューを探しに行った日から、しばらく経った。
女「Aさん、お届けものです」
「あ、ありがとう！」
女「宛名はAさんだって分かったんですけど、送り主の名前がどうも読めなくて…」
朝、仕事関係の書類を部屋で書いていると、手紙を渡された。
すまなそうにする相手に思わず首をかしげる。
宛名は読めて、送り主の名前が読めないってどういうことだろうか。
何も特徴のない封筒をくるりと裏返すと、あまり綺麗とは言い難い字で、名前が書かれていた。
「あっ、ムヒョからだ」
持ってきてくれた子が読めなかったのも無理はない。
だって、それは昔ムヒョと私で考えた暗号で記されていたのだから。
その子に大丈夫、と言おうとして顔を上げると、思いがけず強張った顔が視界に入った。
女「え…、Aさん、それ読めるんですか？それに、いまムヒョって______」
「あああ…、えっーと、ま、まだ仕事が終わってなかったんだー！手紙ありがとうね！確かに受け取りましたー！！！」
一方的ににまくし立てて、ガチャンと扉を閉めた。
「やっぱり、まだなんだ」
ムヒョのせいでエンチューが禁魔法律家になったという噂を耳にしたのは、いつのことだっただろうか。
『六氷透の名前を出してはいけない』
『
誰だって、大切な人を揶揄されるのは嬉しくない。
チクリと痛む胸を、ぎゅっと服の上から握りしめる。
こんな感じだから、ムヒョもこっちにあまり帰ってこないんだよね、きっと。
「…っあ、そうだ手紙！」
そう言って、Aは紙を広げる。
そこに書かれている文字を追ううちに、先ほどのネガティブな感情はどこかへと消えていき、彼女は笑みを浮かべた。
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真紅大好き - 小米桜さん» ありがとうございます！楽しみに待っときます！とても面白いので更新頑張ってください！！あ！あと、リオ先生との絡みもたくさんみたいです！ (2018年12月13日 7時) (
レス) id: e877909524 (このIDを非表示/違反報告)
小米桜 - 真紅大好きさん» 真紅大好きさん、コメントありがとうございます！今のところ、原作沿いでいこうと思っているので、少し先ですがビコとも絡む予定です…！楽しみにしていて下ると幸いです＾＾ (2018年12月4日 23時) (レス) id: ca42d6b744 (このIDを非表示/違反報告)
真紅大好き - ビコとの絡みが見たいです！！ (2018年12月4日 7時) (レス) id: e877909524 (このIDを非表示/違反報告)
小米桜 - ごんさん» ごんさん、コメントありがとうございます！最初はエンチューとの絡みが多くなりますが、途中からムヒョとも絡む予定なので楽しみにしていて下さい…！ご都合主義が過ぎますが、温かく見守って下ると幸いです＾＾ (2018年12月2日 1時) (レス) id: ca42d6b744 (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 続きが気になります！ムヒョとの絡みも楽しみです！アニメ見てムヒョロジ愛がまた湧きました！！ムヒョロジ面白いですよね！応援してます！続き楽しみに待ってます！ (2018年11月26日 8時) (レス) id: fb3f086185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小米桜 | 作成日時：2018年11月16日 1時
