真人×男主【いつか、君を】 ページ12
・
Aくん=『』
真人 =真人「」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜Noside〜
『ん…んぅ…どこだ…ここ…』
薄暗い部屋で、Aは目覚めた。見覚えのない部屋。立ち上がろうとすれば、足に痛みが走る。
『い"っ"て"……なんで、怪我して…』
足の切り傷に触れると、真っ赤な血が己の手のひらにつく。ポケットに手を突っ込んでハンカチを取り出し、傷口に当てる。
『まいったな……帰れねぇ……いってぇなぁ…』
壁に背を預け、顔を歪める。すると、足音が聞こえた。
「夏油さぁ、どうすんのあの子。呪術師だろー?拐ってきて大丈夫?」
「何をいっているんだい?提案したのは真人だろう。今回は何がほしかったんだい?」
「いや、俺は拐ってきてなんて言ってないよ。ゆっくりこっちがわに引き込もうって。」
そこまで来て真人と呼ばれた男が、起きたAに気付いた。
「あ、起きてる。おはよ〜。」
『だ、れだ…お前…』
「すまないね、君を誘拐するつもりじゃなかったんだ。お友達の抵抗が思ったより…『悠仁に何かしたの!?』」
「ねぇ……俺と居るのに他のやつの名前出すなよ。夏油、」
「あまり乱暴はしないようにね。」
「わかってるよ。」
夏油と呼ばれた男は、もと来た道を戻っていった。
「自己紹介しなきゃだよね。俺は真人。人から生まれた呪霊だよ。」
“呪霊”
その言葉に、Aが目を見開く。
『い、ま…呪霊って…』
真人「そうだよ。人から生まれた呪霊さ。」
『っ!何をするの…?俺に、何をやらせる?なんために拐ったんだよ…』
真人「俺、すごい警戒されてる。大丈夫だよ、特になにもしないよ。」
『その、特にを聞いてるんだけど…?』
緊張したように笑うA。それに真人はニコリと微笑むと、
che
Aの唇に己の唇を押し当てた。
『っは……?』
Aは自分がされたことに理解が追い付いていないのか、信じられないという顔をしている。真人はそれに怪しげに口許を緩ませた。
『お前っ……何してっ…』
真人「お前じゃなくて真人、だよ。」
オッドアイの瞳でAの目をしっかりと見据える。
『ふざけんなっ…お前…帰せよ…もとの場所に帰らせろよっ……』
真人「ねぇ、何回言えばいいの?真人だって。」
『っ……知らない…お前なんか…』
真人は、怯えたような瞳を見せるA対して随分と楽しそうに笑う真人。
真人「ほんっと、分からず屋だなぁ。」
ーーーー
続く
404人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水柱2(プロフ) - リクエストいいですか?乙骨くんと男主吸血鬼くんをお願いできますか?無理だったら別に構いません! (2022年1月26日 17時) (レス) id: a91e55a1df (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 八守葵さん» ありがとうございます!自分でも書いてて狗巻く〜ん!泣かんで〜!って思ってました(笑)更新頑張ります! (2021年6月6日 13時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!待ってくださいシリアスが心にグサッと来ました……泣いてる棘君見て涙目になっちゃいました……兎に角文才と話の内容が上手いです!応援してます!無理はしないように頑張ってください! (2021年6月6日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
一颯 - おおお!笑 ソラさんもお早い返信で…!笑 (2021年5月4日 8時) (レス) id: b51e010d2f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 一颯さん» 負けねーよ!コメントありがとうございます (2021年5月3日 20時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ