七海×男主【任務帰りに】 ページ6
·
Aくん＝『』
七海建人 ＝｢｣
ーーーーーーーーーーーーーーーー
〜Noside〜
『結構、数多かったですね、今回の任務。』
Aは自販機に金をいれて缶珈琲とカフェラテを押す。
ガコンと音が鳴って出てきた珈琲を七海に渡す。
七海｢確かに、報告よりも多かったですね。｣
ありがとうございます。と言って珈琲を受け取る七海。
カフェラテの缶を開けて飲む、A。
冬になりかけている秋空の下はひどく肌寒く感じる。
『冬は、任務に行くの嫌です。』
七海｢なぜですか？｣
『寒いじゃないですか！寒いのは嫌いです。冬は眠くなるし！』
案外、子供っぽい理由だなと七海は思う。
七海が普段見ている彼は、しっかりとしているリーダーのようだ。
そんな彼が、こんな風に無邪気に笑って子供っぽい姿を見せてくれることに、少々のむず痒さを感じながら、七海は前を歩く自分より少しだけ背の低い彼を見つめる。
AもAで、七海と話せることが嬉しかった。
先程も述べた通り、しっかりとしているリーダーでいることが多い彼にとって、七海は唯一と言って良いほど尊敬できる人なのだ。
よって、Aは無邪気に笑っていられるのだ。
七海は、それを分かっているからこそ、
怪我をしていることを言い出せなかった。
尊敬して、慕ってくれている後輩の前で、弱いところは見せたくなかった。
だんだんと足取りが重くなっていく。
だんだんとAが遠ざかって行く。
そんなとき、くるりとAが振り返った。
『七海さん？っ！！七海さんっ！！』
Aが駆け寄って来る。
七海は、そこで意識を手放した。
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次に七海が目を覚ますと、薄暗いところに居た。
辺りを見回すが、Aの姿がない。
眉間の皺を深くする七海。さっきまですぐ近くに居た後輩がいない。
が、それは余計な心配だったようだ。
『あ！起きた！も〜！怪我してるなら言ってくださいよ！心配したじゃないですかぁ！………七海さん？あれ？怪我、治ってる？何で…？』
____________吸血鬼とは、
人間の生き血を飲み、それを自らの力と変えることができる。
逆に言えば、生き血を飲まなければなにもできない。
そして、七海は今、怪我を治すのに使った。
つまり、七海は、ほぼ100％の確率で、
Aの血を飲まなければいけないのだ―――――――
following ―――――――――
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水柱2(プロフ) - リクエストいいですか？乙骨くんと男主吸血鬼くんをお願いできますか？無理だったら別に構いません！ (2022年1月26日 17時) (
レス) id: a91e55a1df (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 八守葵さん» ありがとうございます！自分でも書いてて狗巻く〜ん！泣かんで〜！って思ってました(笑)更新頑張ります！ (2021年6月6日 13時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！待ってくださいシリアスが心にグサッと来ました……泣いてる棘君見て涙目になっちゃいました……兎に角文才と話の内容が上手いです！応援してます！無理はしないように頑張ってください！ (2021年6月6日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
一颯 - おおお！笑 ソラさんもお早い返信で…！笑 (2021年5月4日 8時) (レス) id: b51e010d2f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 一颯さん» 負けねーよ！コメントありがとうございます (2021年5月3日 20時) (レス) id: e4218c0954 (このIDを非表示/違反報告)
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