入り口 ページ4
巴「やっとついたーーー！」
どれだけ歩いただろう？まぁ、夕方までには着くことができたからよかった。
?「お前、早くここから去れ！戻れなくなるぞ！」
どこからか突然声が聞こえてきた。どこかで聞いたことがあるような…
巴「だっ誰！？戻れなくなるってなに？」
?「いいから帰れ！」
?「ようこそおいで下さいました。赤城巴様。私は案内人の者です」
優しそうな表情をした女性がいた。
巴「あっ、どうも。あの……今帰れって言いませんでした？」
案内人「?いいえ、その様なことはもうしておりませんが…」
巴「…変なこと聞いてすみません」
誰があんな事を言ってきたんだろう……
女性に孤児院の経営者という人の屋敷まで案内してもらい無事にたどり着くことができた。
表札には神前とかいてあった。
巴「かみまえ？苗字？」
案内人「はい。しんぜんと読むのですよ。ほかでは珍しい苗字ですからね」
へー。とかんしんしていたら屋敷の門が開いた。
?「やあ。僕が孤児院の経営者、神前薫。よろしくね巴ちゃん」
この人が孤児院の……思ったよりも若い。
薫「あ、今以外に若いって思ったでしょ？」
巴「エスパー！？」
薫「ははっ、君は素直だね。さあ中にお入り」
巴「うっ……はい」
大きな門をくぐると中にはもっと大きな日本庭園が広がっていた。
巴「きれい…」
薫「でしょ？僕の自慢の庭なんだ」
薫さんは得意気に話してくれた。そういえば、この人が孤児院の経営者なら倒れて寝込んでいるはずじゃ…
巴「あの…寝てなくていいんですか？倒れたんでしょう？」
薫さんの顔からフッと一瞬笑顔がきえた。
薫「ああ。でもこの屋敷に住んでいるのは僕１人でね、すべて自分でやらなければいけないんだ」
こんな広い所に１人……?じゃあ、あの手紙を書いたのは誰?ともかくこの人を休ませなければ。
巴「じゃあ、その仕事は私がやりますから休んでいてください！」
薫「ありがとう。独り身は大変だからね、助かるよ。巴ちゃんの負担にならないようにしたいからなにかいるものとかがあったら遠慮しないで言ってほしい」
なにがあるか分からないけど、薫さんの看病ためにきたんだ。キッチリやらないと！
巴「ありがとうございます。薫さんもなにかあったら遠慮しないで言ってくださいね！」
薫「君はほんとうに優しい子だ。さあ屋敷を案内しよう。ついておいで」
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神前 薫 シンゼン カオル
孤児院の経営者。謎の多い青年。
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kalisu - 四つ目神って知ってる人少ないんで、作ってくださって嬉しいです！！頑張ってください！ (5月16日 21時) (
レス) id: 350d3d48ac (このIDを非表示/違反報告)
スノーだるま - 四つ目神知ってます!?面白いですよねー！お星様もポチッとしておいたので、更新頑張ってください！ (2016年9月9日 22時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえ | 作成日時：2016年8月9日 22時
