約束 ページ7
「どうだい、驚いただろう…。」
「…。」
驚いた、というよりそんなことがあったとは思わなかった。
「…妖怪って封印されたけど、また復活することってあるのか？」
「…それはありえることだ。
もうあれから何千年も経っておる。」
「そしたら、また戦争がおきちゃうの…？」
「…それは、妖怪達が根に持っていなかったらの話だ。
あいつらがまだ恨んでいたら戦争が起きてもおかしくない。」
そんな…。
「…だから、お兄さん達はずっと森の前を通してくれないの？」
「そうじゃ、もし森に行ったら残っている妖怪に襲われてしまうからな。」
「…こわい。」
いつかまた皆いなくなっちゃうのかな…？
そんなの嫌だ。
「まぁそんな怖がらなくても良いわい。
森に近づかなければいつも通り安全じゃ。」
「ならよかったぁ…。」
「いいか、これからお前達に忠告しておくことをおぼえなさい。」
「はい…。」
「1。森には近づかないこと。
2。もし妖怪に出会ったらすぐに逃げること。
3。逃げられなかったら、これを使いなさい。」
そして村長の手から渡されたのは5枚の御札。
何か書いてあるけど全く読めない。
「これは妖怪を封印する唯一の御札じゃ。
数が少ないから少ししか渡せんがのぉ…。
だから、これは慎重に使うんじゃぞ。」
「うん！大切に使う！」
「ありがと。そんちょー。」
「うむ。分かったならよろしい。
さて、もうすぐ夕方じゃ。早いうちに家に帰りなさい。」
「もうそんな時間になってたのか…。
じゃあA、帰ろ。」
「うん！そんちょー！今日もありがとー！
約束ちゃんと守るよー！！」
「うむ。気をつけて帰るんじゃぞ。」
「そんちょーばいばい。」
私たちは手を振って村長の家を出た。
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でんち(プロフ) - コメントありがとうございます。好きと言って下さり嬉しいです...ｱﾘｶﾞﾄｳ...ｱﾘｶﾞﾄｳ...頑張って更新するので気長にお待ちくださいm(*_ _)m (2018年7月30日 16時) (
レス) id: 583bffaab3 (このIDを非表示/違反報告)
結季 - 初めまして！小説を読ませて頂きました…めちゃ好きです、いいですねこれ…語彙力無さすぎて伝わりませんがめちゃ好きです… (2018年7月28日 7時) (レス) id: 717338bb0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨 | 作成日時：2018年6月22日 18時
