『命令』 ＊ ページ31
「…もうお前に何を言っても人間とは縁を切るつもりは無さそうだな。」
狐様が喧嘩腰になっている。
「もちろんです。誰に言われても私は考えを変えませんからね。」
「…なら、お前に『命令』を出そう。」
___『命令』。
どんな妖怪でも、その『命令』を出されたら、実行しないといけない。
……それを破ったものには、罰が下される。
…私はそういう人を何度も見てきた。
…次は、自分の番か。
…覚悟を決める。
「『命令』！貴様は、一週間で仲の良い二人の人間を殺せ！
さもなければ、貴様を処罰する！」
心臓が、ドクンドクンと音が聞こえる。
…そんな。あの二人を、殺す、なんて。
裏切らなければいけないのか？
あんなに、あんなに信用してくれているのに？
…酷い仕打ちだ。
「ふっ…。流石に『命令』には従うしかなかろう。
いいか、お前に残された期限は一週間だ。
その間に、仲の良いあの人間たちを殺してこい。
…もし、誤魔化そうとしたら只では済まないからな。覚悟しておけ。
以上。後は帰りたまえ。
…一週間後が楽しみじゃなぁ…。」
そう忠告すると、狐様は姿を消した。
…期限は一週間。
その間に、アイツらを殺さなきゃならんのか…。
…明日から、アイツらとどう接すれば良いのか、もう私には分からない。
私は、追い出されるまでただそこでぼーっと立っていた。
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とわぽん9周年おめでとう(微妙に遅刻)
これからも追っかけますよ！！！！
あと物語に矛盾があっても暖かい目で見守ってください……。あまりにも酷いなら直します………。
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でんち(プロフ) - コメントありがとうございます。好きと言って下さり嬉しいです...ｱﾘｶﾞﾄｳ...ｱﾘｶﾞﾄｳ...頑張って更新するので気長にお待ちくださいm(*_ _)m (2018年7月30日 16時) (
レス) id: 583bffaab3 (このIDを非表示/違反報告)
結季 - 初めまして！小説を読ませて頂きました…めちゃ好きです、いいですねこれ…語彙力無さすぎて伝わりませんがめちゃ好きです… (2018年7月28日 7時) (レス) id: 717338bb0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨 | 作成日時：2018年6月22日 18時
