前編 [猫耳薬] 【中原中也】 ページ4
-キサラギ様リクエスト有難うございます。
『んっ‥‥‥んみゃ‥』
頭に生えているふわふわの耳を指で弄られる。
『ひぁ‥‥‥にゃめ‥‥ってぇ‥‥』
次の瞬間、人間の耳に舌が這った。
ビクッ と、身体を反応させてしまうと共に
ンッ と、出そうとしてもいない甘い声が漏れる。
『っふ‥‥‥はぁっ‥‥‥‥ンッ‥‥』
息は荒くなり、躰が内側から火照る。
舌は這わせるだけでなく次第に穴に抜き挿しされるようになり、
中也の頭を退かそうと手を動かすと片手で抑え込まれた。
『はぁっ‥っん‥‥も、やめ、てぇ‥‥‥』
頭を動かすと横から押し倒され、寝台に身体を縫い付けられる。
右手で頭を押えられ、胸と足で首から下の動きを封じられた。
次は 「猫耳」 を的に舌で弄られる。
這わせられたり、捻じ込まれたり
何時終わるかと、意識は次第に朦朧としていく。
―― ・ ――――――― ・ ――――――― ・ ――
身体から力が抜けて寝台に沈み込む。
「猫の耳ってやっぱ、弱いんだな。」
という、中也の声が耳に届く。
私の頭にちょこんと生えたふわふわの猫耳。
遡る事15時間前、私は太宰に偶然会って強引に昼食に連れて行かれた。
其処で渡されたのが高さ五糎ほどの可愛い硝子の小瓶。
中にはトロっとした蜂蜜色の液体が入っていて、
〈〈 此れを中也に飲ませて。
――――――― 可愛い中也が見れるよ。 ―――――― 〉〉
との、妖しいお誘いに乗せられてしまったのだ。
蜂蜜檸檬を飲もうとした時に丁度蜂蜜が切れてて、
『何処か無かったな?』
とか、思い乍ら色んな処を探っていると衣嚢ポケットに入っている小瓶を見付けて
『有った!!』と、迷う事無く全部入れて飲み干した。
そして、10時間後。
読書していたのに何時の間にかソファで眠ってしまっていて、
目を覚ますと窓に映った自分を見て飛び退き、
バランスを崩して倒れそうになると後ろにいた人物に支えられた。
「危ねェな。‥‥‥ってなんだよ其れ。」
大好きな私の恋人の中也でした。
そして、見事に猫耳を見せてしまいました。
『あ、‥‥あはは‥‥‥お帰りー‥‥はは』
-
【 面白いもん生えてんじゃねェか。 】
と、中也はニヤリと口角を上げた。
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月瀬ゆうめ(プロフ) - りーこさん» 良かったです♪きゅんとするって云われるととっても嬉しいです(*^^)v (2019年6月25日 15時) (レス) id: b4fecee61f (このIDを非表示/違反報告)
りーこ - 双黒の結婚式 (2019年6月24日 21時) (レス) id: 140e75a81a (このIDを非表示/違反報告)
りーこ - とてもキュンとしました。 (2019年6月24日 21時) (レス) id: 140e75a81a (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 凍てつく闇さん» 全然そんな事無いですよっ!!私だって感謝しかありません!!チャットにならないように返信不要です♪良かったらボードに行きませんか? (2018年11月24日 18時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
凍てつく闇(プロフ) - ああああ!そして優しい月瀬ゆうめさん!本当に…!感謝しかない!←今に嫌われそうな程ウザい勢い (2018年11月23日 19時) (レス) id: 6a03f091fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年9月9日 17時