後編 ページ2
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そして、今に至る。
『しなくていいから。』
中也の手が私の手首から甲へと移動し、指を絡めて握られる。
もう片方の中也の手が肩に乗り、クイッと寄せられると吐息が耳に掛かり囁かれる。
「 嘘つきには、‥‥‥【 お仕置き 】 だな。」
ビクッと躰が反応し、思わず力が入った。
「当たりか。」
今度は逆向きに肩を引かれ耳に太宰の吐息が掛かる。
「 本当の事云わないと‥‥‥ 【 拷問 】 するから。」
と、耳を甘嚙みされると 『ひぁっ!』 と自分の物とは思えない声が聞こえた。
徒然、私は変態だと思う。
こんな台詞にド○○キさせられて。
鼓動が早い。躰がギュッと縮まって力がとても入っている。
そんな時に スルッ と太股に手が触れた。
『っん。』
「知ってる?目隠しすると敏感になるんだよ。」
と、触れるか触れないかの力でスルスルと撫でられ声を抑える事に必死な私。
「我慢すんなよ。」
首に頭が乗せられたと思うとガリっと嚙まれ痛みが走る。
『っい゛‥‥』
履いているスカートを捲られ太宰には太股、
印を付けた中也には首に、 其々口づけを始められた。
『やめ、擽った‥‥いからっ!』
触れる唇が擽ったい。
「もっとの間違いだろ?」
手が服の中に侵入してきた。
『何をっ ‥‥ん』
口を塞がれ、酸素を求め口を開けるとしたが侵入して来て絡められる。
二人の手と接吻にとうとう‥‥‥‥
『んあっ!』
我慢できなくなって、‥‥‥‥負けてしまった。
「‥‥俺等の勝ちだな。」
「ま、Aが勝てるわけもないけど。」
躰が熱くて仕方が無い。
俺等が勝ったんだから、
【 最後までさせろよ。 / やらせ給え。 】
拒否権何か在る訳もなく、
後は彼らに身を委ねる。
『っふ‥‥こう、云う時だ‥け、仲が‥‥良いん、だか‥っらあ!?』
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「何つった?」
「もう優しく出来ないから。」
二人の眼が妖しく輝く。
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月瀬ゆうめ(プロフ) - りーこさん» 良かったです♪きゅんとするって云われるととっても嬉しいです(*^^)v (2019年6月25日 15時) (レス) id: b4fecee61f (このIDを非表示/違反報告)
りーこ - 双黒の結婚式 (2019年6月24日 21時) (レス) id: 140e75a81a (このIDを非表示/違反報告)
りーこ - とてもキュンとしました。 (2019年6月24日 21時) (レス) id: 140e75a81a (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 凍てつく闇さん» 全然そんな事無いですよっ!!私だって感謝しかありません!!チャットにならないように返信不要です♪良かったらボードに行きませんか? (2018年11月24日 18時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
凍てつく闇(プロフ) - ああああ!そして優しい月瀬ゆうめさん!本当に…!感謝しかない!←今に嫌われそうな程ウザい勢い (2018年11月23日 19時) (レス) id: 6a03f091fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年9月9日 17時