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いつも通りの帰路を歩き、マンションの中へ入っていく。
自分の部屋の鍵を取りだし、ドアを開ける。
後ろには廉もついてきて、お邪魔しまーすと靴を脱いで、あたかも自分の家のようにどすどすと私の部屋へ進んでいった。
『ほーん、意外と可愛くしてるやん』
「意外って……私だって女の子っちゃっけん、可愛いものくらい興味あるよ」
『え？お前女やったん？男や思っとったわ』
「んなこと言うんだったら今すぐ帰れ」
『ごめんて』
そんな茶番を繰り広げている間に、冷えた麦茶を二人分用意して、一つは廉の目の前に置いた。
さて、こいつは一体何の目的で私の部屋へ来たのか。
「あのー……何で急に私の部屋に？」
『んー、特に理由はない』
は？今の聞いた？特に理由はないって。じゃあ帰れっさ！
「用がないなら帰ってよ」
そう言って溜め息をつく。でも、廉は何も反応を示さず、ただこちらをじっと見ている。
何か気味悪いな、と思いつつ、対抗心で私も見つめ返してやった。
すると急にこっちへ近付いてきて、私との距離を縮める。
後ろに後退りするも、壁にぶつかってしまい、だんだんと廉の顔が目の前に迫ってくる。
反射的に目を閉じて、しばらく待つが何の感触もなく。
目を開けると、あのときと同じ笑顔を浮かべた廉がいた。
『ふはっ、お前バカやなぁ。またキスされるって思ったん？』
「なっ……お、思ってないし！」
『安心してや。誰もお前みたいなやつにキスとかせんよ。大体、お前もうちょっと危機感もったらどうや？簡単に男を家にあげて……そんなんやったら、いつか知らん男に襲われてまうかもな』
なんて、意地の悪い顔で廉はそう言った。
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睡 蓮 。(プロフ) - も。さん» 同じですね(*^^*)なんか親近感湧きました((´∀`*))ヶﾗヶﾗ (2019年8月31日 17時) (
レス) id: eda5b4aeb3 (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - 睡 蓮 。さん» コメントありがとうございます。私も同じく九州の人間なので、書いていてとても楽しかったです(笑)喜んでいただけて私も大変嬉しいです！ (2019年8月31日 16時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
睡 蓮 。(プロフ) - 私九州人間なのでこの作品嬉しかったです。 (2019年8月31日 16時) (レス) id: eda5b4aeb3 (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - KYamasita0409さん» お褒めのお言葉ありがとうございます。自分自身、初めての小説でしたので、面白いとの感想をいただけて大変嬉しい限りです。最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2019年8月16日 8時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - 素敵な作品ですね！すごく面白かったです!! (2019年8月16日 3時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2019年8月1日 23時
