唖然。 ページ8
帰宅する時、皆に待たねと声を掛ける。
後部座席に乗った子供達、コナン君は助手席らしい。
哀ちゃんは、なんだ私の少し後ろにいたのか。
『哀ちゃんも…早く乗らないと。』
俯く哀ちゃんは、少し脅えたように…でも確かめる様に告げた。
「貴女は何方側なの…?」
どうして、哀ちゃんは私を怖がるの?なんて事は決して思わない…逆に納得してしまう感覚と、あの射撃の時に“何か”を感じ取ったらしいという事を理解し、そのうえに不安にさせてしまったらしい。
『今回私は、狙われてるみたいなんだよ。哀ちゃん。』
哀ちゃんを不安にさせて、御免ね?
『コナン君や昴さんにも言われたわ…Aさんは、拳銃を握ったことがあるの?って…』
でも私、本当に…モデルガンだって握った事がない…はずなんだけど。
『分からないんだ。』
え?と驚く哀ちゃんの頭を撫でた。
『誰か、忘れてる。でも思い出したら私が私で居られるか分からない。』
でもね、これだけは確か。
『今を、大事にしたいなぁって…』
唯の歌手として、スケーターとして…そして唯のAAとして…居たい。
そうで、有りたい。
『哀ちゃんに嫌われちゃったら…結構辛いのかな?』
苦く笑った私に、私の方こそ御免なさいね。と言葉を貰った。
『詳しく、分かったら…ううん。連絡、しても大丈夫かな?』
伺うように告げれば。
「当たり前でしょ?」
そう告げた彼女に今度は私が驚く番だった。
「Aさんは…Aさんだわ。」
後は、江戸川君にでも聞くわと告げた彼女は、後部座席に乗り込んだ。
「Aさん。」
『昴さん…今日は有難う御座いました。』
いえ、と言った彼は私の髪にゴミが、といって近付く。
「詳しくは、また拓真を交えて話そう。」
ちょっっっとまッッッはぁ?行成“池田ボイス”は禁止ってわかる…?は?
ていうか近いしフリーズするッッッ
「なんだ、気付いて居なかったのか?」
拓真の変装は見破っていたのにか…と兄様を基準に話すの辞めません?
あれ偶然分かっただけだから…!!
『否…ま、まぁ…左利きや身長同じとか…後はテンポも似てるなぁとは…お、おもい、ましたけど…』
「ほー?」
『(生ほー有難うございますッッッ)…び、吃驚シマシタッ』
それはそれは、サプライズ成功ですねと笑った彼は元の沖矢昴としてのボイスで、ではまた後程と何事も無かったかのように告げ車に乗って行きやがった…。
なんなの?サプライズってなんなの…?
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kurutan0817(プロフ) - この作品はもう完結ですか?? (6月1日 21時) (レス) id: ced99463ad (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - え、完結したんですか、、?してなかったとしたら更新頑張ってください! (2022年8月28日 19時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 喜怒哀楽さん» バシバシ!!夢主の姉貴と兄貴……凄い寝相なんですね。兄貴の方は大丈夫なのかな?ヒスコさんの殺気は恐いだろうし… (2020年7月27日 18時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - 猫大好きさん» 猫大好き様コメントありがとうございます!!!あれがデフォなお兄様ですッッッきっと頼りになる時は頼れるんですッッッ(かっこいいお兄様は何処じゃろうか…)←あれれおかしいなッッッ (2020年5月12日 7時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - yukimaru0309さん» yukimaru0309様コメントありがとうございます!どタイプッッッあ理がとうございます!執筆者歓喜しております!!無理せずに頑張ります! (2020年5月12日 7時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2020年1月19日 4時