【名探偵コナン】兄が救済している様で。Part2

似てる。 ページ5

子供達に東都水族館へ誘われた私。

お付き(※護衛)として白谷さん(※キュラソー)と共に待ち合わせ場所に向かった。送りは神木さん(兄様)で、無事に子供達と…


え、まっって？？？沖矢さんが保護者って聞いてない。


『こ、コナン君…？？？』

沖矢さんだなんて聞いてないわと呟いた私に彼は平気そうに大丈夫だよAさん！ととても爽やかに告げてきやがった…。

『根拠、あるのかしらコナン君？』

「え、根拠？(嘘だろ？赤井さんや拓真さんAさんに何も言ってねぇのかよ…！？)沖矢さんも…ほ、ホームズ読むらしくて…」

『うん…私も読むわよ？』

「え！？初耳だよ！？？」

『あ、聞かれなかったからね…御免？』

「そ、それでほら…！シャーロキアンに悪い奴は居ないから！」



ねぇコナン君…それ本当に苦しい理由よ？



『はぁ…“信頼する”コナン君が“言うんだから”信用するよ。』

あからさまに安心するコナン君はそう言って白谷さんの元に行ってしまった…

「Aさんもあの人が苦手なの？」

哀ちゃんに久しぶりと挨拶を交わした後に思わず頷いた…だって赤井秀一としては知っていても彼が“沖矢昴”としての姿の話は聴いていない訳だし…

はぁ、知らない振りって大変すぎる…。

下手にぼろを出さないかって意味でね？

『んー…苦手、かな…。』

どうしてか。

そう問われたら間違いなく“嘘つき”又は安室透さんの時に抱いた“辛気臭い”があるからだろう。

「なら、私の近くに居たら？」

貴女が連れてきたあの白谷さんって人…信頼できる人？

『あの人は大丈夫…にい、(危ない)…うん。白谷さんの事はうまく説明できないけど…あの人は信頼出来る人よ？』

子供達とも大丈夫。

そう話す私に、ならいいの…と告げた哀ちゃん。

哀ちゃんと話す為にしゃがんでいた私に影がさす。

シルエットはおきゃすばと呼ばれる彼だ。

振り返った私に、なんのお話ですか？とニコニコ笑う彼。



ダメだ。苦手なタイプ(辛気臭い)。



思わず哀ちゃんの服の袖を触る程

「…レディの会話に踏み込まないでくれる？」

行きましょう？と手を引かれ哀ちゃんに連れられてた。

『有難う、哀ちゃん。』

「いいの、あの人が辛気臭いのが悪いわ。」

正論で何もフォロー出来ずに申し訳ないです沖矢さん…

「貴女嘘が苦手？」

『どうだろう…嘘より“辛気臭い”って思ったモノが苦手かな？』




どうやら、哀ちゃんとは良き理解者になれそうな香りがしたのは、仕方がない。

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