【名探偵コナン】兄が救済している様で。Part2

見抜く。 ページ13

『秀一兄さん、如何様してたでしょ？』

「ほー？…何時分かった？」

『山札から2枚カードを引いてたの、見えたわ。』

ちょっとズレた話。お父様が面白半分でその特技をしていた記憶。

「真逆此処までとは…」


ヒェッ名言聞いてしまったｯｯｯ


『あれ、当たってたんだ。』

「根拠なかったのかよ…」

『だって私が如何様見抜ける神の眼を持ってると思うのアイリッシュ？』

「あの拓真の妹っていうので考えるだろ…？」

『私一般人！』

「お、そういやそうか…。」

とテンポの良い会話。因みに秀一兄さんから理由も一応あるので言っておいた。

『お父様がポーカーでよくやってたの。セカンドディールって技。』

自然な動きだから分かり辛いんだけど、お父様と同じ癖があったから分かったんだと話せば中々だと秀一兄さんに褒められた。


普通に恥ずか死ぬ…ｯｯｯ


「A携帯有難うな…お、ポーカー。」

なんだまた秀一の勝ちか。なんて話す兄様に秀一兄さんったら私が如何様を見抜いただのと話すけど買いかぶり過ぎ。

『偶然なんだけどなぁ。』

はははぁ…と笑う私にそうでもないだろと兄様。

「そう言えばA自分に付いては整理ついたか？」

『うーん…難しいかも…でも、えっと…あー。』

話していいのかな？首を傾げてしまっていれば、兄様が少し考える様に告げた。

「Aって実は刑事とかだったんじゃないか？」

『ほ？…(私が刑事？)』


ん？？？

刑事って誰が？？？


『えぇ……？？？？？』

「凄く否定したそうな顔してるけど話したがらないとか、目敏く鋭い観察眼とか当てはまる職業だろ？それに拳銃の握り方完璧だったらしいじゃないか。」

『それは教えてくれた人がｯｯｯ』

バッと口を塞いだのは反射である。

「ほー…？」

ヒェッ

「教えてくれた人ですか…」

ねぇこれどう言う前提で話してるの？！

「因みに此処に居る面子は一応俺が前世持ってる事やある程度起きうる出来事を回避してきた事実は知ってるぜ？」

『あー…そうなんだ。今安心したかも？』

ていう事は疑ってたなお前と兄様。

『御免なさい他意はないのよね…唯癖が、』

抜けない？と首を傾げてしまう。


私は刑事だったのか？


難しい所だなぁ自信はないし…あぁでも一緒にいたあの人(女性)は警察官？

『んー…どうなんだろう。』

「まぁ一人で考えても分かんねぇだろ？一応ゲロっちまえ。」

『私は犯人か。』

「ついノリでな？」



取り敢えず話そうと話は纏まった。

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