【名探偵コナン】兄が救済している様で。

会議。 ページ32

「遺体は激しく損傷しててな。」

顔が潰されており身体もバラバラに引き裂かれてた。

「Aと別れて直ぐ、殺されたらしい。」

だから本人は、ずっと後悔している。

「彼奴の所為じゃない…誰もがそういうがA自身、嫌な予感がしていたんだと…」

それを見逃し

あの時、引き止めていれば…

「12歳のAには酷な話だ。」

犯人は未だに見つかっていない

「あの当時はじっ様もご存命で何か言ったんだろうな…翌日にはAは部屋から出てきてたが…」

それから暫くして、辛い筈の思い出を胸にスケーターをしている。

「“マリア”って聞いた時は複雑だったよ。」

でも本人はどう思ってるかはAしか分からねぇけどな…

競技スケートでないのは恐らく芸名を使う為か。

「…駄目だ分かんねぇ。」

「ふふふ、珍しいわね…貴方のそんな姿。」

なんだよベルモットと告げる拓真に彼女は可笑しそうに笑った。

「今迄順調に事を運んできた貴方でも、妹の事になると形無しなのね？」

「あぁー…最大の弱みだわ。今ベルモットに裏切られたら間違いなく死ぬなぁ？」

不敵に笑う拓真に笑えない冗談言わないでよとコナンは告げた。

「まぁ、Aが組織に狙われる理由が不明じゃあなぁ。」

実家調べるかぁ…と拓真は煙草を吹かした。

「心当たりはないのか？」

「あったら苦労してねぇよ零ちゃん…」

誰が零ちゃんだって…？

「ゼロ落ち着けって！」

必死に諸伏景光が降谷零を押さえている…

「後輩達が今日も可愛い事で。」

「拓真さんってAさん以外子供扱いしてない？」

「その節は有るだろうな…」

あの降谷君が振り回されて居るんだと赤井秀一はコナンに言葉を返した。

「何にしろ、暫く退屈しないだろう…カミカゼ、私も手伝おう。」

サンキューピスコ！と笑った彼は煙草を灰皿に置き実家の地図を取り出す。

「工藤邸よりはでかいからな…ほれ新一も写メっとけ。」

Aがいない事をいい事に普通に新一呼びをする拓真は軽いのかもしれない。

「一応、俺とピスコとキュラソーで行こう。」

よく3人で組んでたからな…

「アイリッシュには暫く退屈させちまうなぁ？」

「煽ってもなんにもねぇぜ？もう組織にいる訳じゃねぇからな。」

ピスコを頼んだと告げる当たり、拓真を信頼しているらしい。

「あ、そうだ新一に室ピン達は待機な？」

A起きたら宜しくと軽くいい放った。

「私も残らせて貰うわよ？」




ベルモットの言葉に拓真は頷いた。

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