【名探偵コナン】兄が救済している様で。

裏がある。 ページ14

「俺は緑川唯…宜しくな？」

『宜しくお願いします！(あえて前何処かで逢いました？は辞めておこう。)』

彼等の仕事の邪魔はしたくないからなぁ…

『神木さんはお久しぶりですね？』

「えぇ！御元気そうでなによりです！」

「Aお姉さん、神木さんと知り合いなの？」

コナン君の問い掛けにさも当たり前のように零す。

『この間引ったくりからね？』

「え…ッ」

神木事兄は察しているのか気を付けてね？Aさん！とサラッと嘘を吐いている。隣の緑川さんなんか頬が引き攣ってるよ。

『良ければ神木さん達も来ますか？』

「え、いいんですか！？」

『助けてもらったお礼もまだなので…』

流石に悪いだろ…と告げる緑川さんにキランッと目が光ったのは兄だ。

「お前…あのマリアさんのコンサートやぞｯｯｯ今じゃプレミアムなんだぜ！？」

知らねーのか！？とガチ勢出てるよ…お兄ちゃん。

『1番前…親族席というか、招待席だから…私も数枚貰ってるのよ。』

今回はユニット…3人だからトリオを組んでの出演でね？

『あの憧れのツナデさんとヒット間違いなしのキリデちゃんと出られるだなんて…気合いが入るわぁ…』

昔からの憧れのツナデさん…

まるで女神様の様な歌声で私憧れてるのよ？

それにキリデちゃんは綺麗なソプラノで…

『はぁ…楽しみ。』

思わず恋する乙女の気分だ。

『私2人のハモリをするんだけど、とっても楽しみで！』

見に来てね？と笑う私にAさんはメインで歌わないの？という歩美ちゃんの言葉にひと枠くれたんだ！と告げた。

『因みに未公開の新曲デース！』

劇場で初めて歌うのよ？

「じゃあ誰よりも早く聞けるんですか！？」

『そうだよ光彦君！』

もう今から楽しみと次の収録に浮き足立っている。

「でもAさん…2時間公演もあるのに、1曲だけなの？」

『あー…コナン君そこは言わないでほしい。』

あえて突っ込まない様にしてたんだけど…

『歌わせてくれるだけでいいの…』

それに

『やましい事をすれば、それは自分に帰ってくるのよ？』

理不尽な事も多いけれど…この業界は特にしっぺ返しが凄いから…と苦く笑った。

「でもAさん…あー…」

『名前で大丈夫ですよ緑川さん…あ、唯さんの方がいい？』

神木さんも誠(まこと)呼びがいいかな？と首を傾げれば好きな様に呼んでくれという彼等に甘える。







アメリカやイギリスに居ると、余り苗字呼びをしないのが難点である。

胸騒ぎ。→←交換とお誘い。

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