第ナナ話 ページ9
唖然としている間に、牢獄の扉が開かれる。
ワシは引きずり出され、代わりにAが入れ替わりで薄暗い牢獄に投げ入れられる。
牢獄の扉は鍵がかけられ、ワシは五人ほどの村人に押さえられながら、連れられていった。
「A!!Aーっ!!」
必死の叫びも、誰にも届かない。
Aは投げ入れられた時、頭を打ったのか、気を失っていた。
上を見れば、憎たらしいほどに月が綺麗だった。
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「入れ」
ドサッと荒々しく投げ入れられたのは、ボロボロの小屋。
あちこちに蜘蛛の巣が張ってあり、板はギシギシと音を立てた。
「お前はここから出るなよ。
必要最低限の食事は出してやる。」
それだけ言い残すと、村人達は小屋を出て行った。
「っ……A…っ!」
ラッキーカラー
あずきいろ
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蓮花46猫 - 奈乃さん» 応援ありがとうございます!!頑張らせていただきます!! (2018年3月6日 22時) (レス) id: 2f47d31780 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 更新頑張ってくださいね! (2018年2月14日 21時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮花46猫 | 作成日時:2017年12月23日 20時