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第ジュウキュウ話 ページ22

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「…………」

ふと目が醒める。
暖かい陽の光が、寝そべったワシを明るく照らす。
春のような心地いい暖かさに、いつの間にか寝てしまっていたようだ。

「酒呑!起きた?」

隣から、透明な声が聞こえた。
見ると、そこには、茨木童子…Aが座っていた。

「Aか。」

「随分とぐっすり眠ってたのね。」

そう言って微笑むAは、変わらない。
何百年経った今でも、変わらない………

Aの顔をジッと見つめていると、今度は不思議そうな顔をした。

「酒呑?どうしたの?」
「ん?ああ、ちょっとな…」
「悩み事?」
「いや、不思議な夢を見たんでの、少しその夢を思い出しておったんじゃ」
「へぇー、どんな夢?」
「内緒じゃ!!」
「え〜…」



のう、A。
お前はもう覚えてないじゃろうな…
あの日、あの時、あの時代
わし等の身に何があったか…

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蓮花46猫 - 奈乃さん» 応援ありがとうございます!!頑張らせていただきます!! (2018年3月6日 22時) (レス) id: 2f47d31780 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 更新頑張ってくださいね! (2018年2月14日 21時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮花46猫 | 作成日時:2017年12月23日 20時

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