第ジュウナナ話 ページ20
「あの娘が……神に選ばれた子？」
「お、おい……！！」
「嘘だろ……！？」
口々に怯えの声を漏らす村人達。
ワシは更に畳み掛けた。
「そして、もう１つ。
ワシも神に選ばれた子じゃ。」
「は……何、ふざけた事……！！」
「馬鹿げてる……そんなの、お前の妄想に過ぎない！！」
「………じゃあ何故、
ワシは笑っていると思う？」
本当だ。
ワシは、笑っていた。
自分の意思に関係なく。
勝手に口角が上がって来る。
これから、ワシは、＊＊のに。
フミから……いや、違う。
神から与えられた試練を、
乗り越える為に。
『貴方は、この試練をこなすのに、ピッタリな子供だった。
だから、神様は貴方に試練を与えたの。
……その試練はね………
儀式の台座から、崖に落ちること』
「…っ、！！」
「そんな……！！」
「わ、悪かった……！！」
「俺たちが間違ってた…！！」
「この村に災厄を呼ぶのはやめてくれ！！」
「頼む！！この通りだ！！」
そんな村人達を、ワシは黙って見る。
そして、言った。
「勝手に怒り、人の事を罵ったかと思えば、今度は許しをこう謝罪。
都合の良い奴らじゃのう………
お前らがどんなに謝ったところで、
Aは戻って来ない。」
その言葉に、
村人達の顔が、より一層真っ青に変わった。
「これで分かったじゃろ？
貴様らの行いが、どれだけのことか……」
ラッキーカラー
あずきいろ
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蓮花46猫 - 奈乃さん» 応援ありがとうございます！！頑張らせていただきます！！ (2018年3月6日 22時) (
レス) id: 2f47d31780 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 更新頑張ってくださいね！ (2018年2月14日 21時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮花46猫 | 作成日時：2017年12月23日 20時
