検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:7,213 hit

帰り道🚸 ページ34

「A〜、着いたよー」




『ん〜、、』



まだ眠いなぁとモゾモゾしながらも、降りないといけないので起き上がろうとすると


え?私こんなしずにくっついて寝てたん?!やばぁ…

と寝ぼけながらひっつきに行ってた過去の自分に戸惑いながら荷物をまとめて降りる準備を始めた。



私にひっつかれながらも先に降りる準備を済ませてたしずは荷物を持って私を待ってくれている。


起きたてホヤホヤで、ただでさえ働かん頭がもっと役にたたん笑 あー、早よまとめて降りやなあかんのに!



「もー、どんくさいんだから!貸してみ?」


ひょいっと私の荷物を軽々と持ち上げ




「ほら、降りるぞ!」


と、私の手を引き、出口へ向かうしず。




やっぱしず、かっこいいなぁ〜と

まだポヤポヤする頭でボーっとしずの背中を見ながら後を着いていった。




バスを降りると

じゃー、解散!気をつけて帰るんだぞー


と担任の声がして、みんな各々帰り始めた。

 


バスを降りるときにしずが私の荷物を持ってくれて、今もそのまま持ってくれている。


あと、降りるときに手をひいて連れてってくれたから、自然と手も繋いだままで…





と、とりあえず!手、離してもろて!!
荷物も自分で持たんと


しずに話かけようと思ったら、そのまま歩き始めた。





『ちょ、しず?どこいくん?!』


「ん?あいつらがこっち来る前に帰ろーぜ、2人で。」




え?!てっきり5人で帰るもんやと思ってたけど??




『ふ、2人で帰るんはええねんけど、荷物自分で待つよ!ありがとーね?』

「いーよ、俺が持つ。持ちたくて持ってんの!あと、物質?ってことで笑」


『物質とかせんでも逃げへんって!笑』




なんて言いながら、結局しずの優しさに甘えることに。








「あー!今度はしずがAのこと独り占めしようとしてんじゃん!!待てよ!おい!!!!!」


と、遠くの方で叫んでるうみを後ろに見ながら





「ま、うみやみんなには明日謝ればなんとかなるかー!」

なんて言いながら、最寄り駅までしずと小走りする帰り道はいつもよりワクワクドキドキした。

・→←バスの中🚌



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

ちぃ(プロフ) - 急にすいません!めっちゃきゅんきゅんして読んでます!あと、作者さんの気持ちめっちゃわかります!by最近しーくんのリアコさにやられているうみげん担より。 (2021年12月25日 23時) (レス) @page11 id: 3f5306abda (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きゅりん | 作者ホームページ:http://kyurin.no_ohanasi  
作成日時:2021年11月6日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。