カーニバル🎶な学校生活。 (ページ20)

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ざわつく朝ページ20

朝、いつもの様に5人で正門をくぐる。

ただ、いつもの様じゃないのは
この異様な雰囲気。笑

元太、私
しず、うみ、しめ

の順で歩いていて、後ろ3人からのものいいたげな圧と周りからの声がすごい(笑)

"元太くんとAちゃんやっぱり付き合ってる？！"

"え、めっちゃいいカップルじゃない？"

なんて周りが言ってるもんだから、

元太はおもしろがって、私の腰あたりに手を回して

「A、昨日は楽しかったね？次どこいこっか」

と、いつもより甘めに話しかけてくる。

周りがざわつく中、あー、元太と付き合ったらこんな感じなんかな？

なんて呑気なことを考えながら

私もおもしろがって『そうだなぁ～』

と歩きながら話していたら、

突然、後ろにひっぱられた。

バランスを崩して後ろに転びそうになったところを、後ろから抱きとめられた。

この匂い… しめだ。

「黙ってみてたらなに？2人で朝からイチャイチャしちゃってさ、いつから元太のものになったわけ？」

やべぇ、顔はにこにこしてるけど

すんごい怒ってる…笑

「あー、もうそんなカリカリすんなって！
別にお前らが思ってるような関係じゃねーよ？俺ら。
な？A」

『うん、昨日も一緒に遊びに行って話聞いてもらっただけやで？』

「そうそう、ただ仲良しなだけ～」

と、まだしめの腕の中だった私は顔を見上げての顔を見た。

「ふーん、ならいいけど。元太とばっかりイチャイチャしてたらさみしいなぁ～」

抱きしめてた力を強くして、ギューっとしてくるしめ。

「いや、お前らいつまでくっついてんの？」

しずにそう言われて、ごめんごめん笑としめが離れていった。

あれ？しずももしかして嫉妬してくれてんのかな？

なんて思いながら、しめげんと別れて教室に入った。