狂った6 ページ6
俺もAも同じ1-A。
俺が入ったときはすでにAも教室にいて、さっきの男と話していた。
ずいぶんと楽しそうにしている。
誰にでも向ける笑顔でも心から楽しんで笑っているのがわかる。
腹が立つ……。
「おい、A。」
Aに呼び掛けるとびっくりした表情で俺を見た。
『…な、何…？』
そんな顔をひきつって驚かなくてもいいだろ。
「…そいつは？」
さっきまでAと話していた男を指差す。
『あぁ、勝己のこと？爆豪勝己、同じ中学だったんだ！』
その爆豪の話になると顔が緩むA。
俺の時だけ……
緊張してんのか…？久しぶりに会うから…とか
「それより…爆豪、お前Aの何なんだ。」
俺が一番心配していたこと。
Aは可愛いが故に周りから手を出されていないか心配なのだ。
「…んでんなことてめぇにいわなきゃ行けねぇんだァ？何でも良いだろ。」
どうでもよくねぇからきいてんだよ。
Aもこんなののどこがよくて一緒に居るんだ。
途端、先生らしき人が入ってきて話は中断された。
.
個性把握テストも終わり放課後。
Aを探すと教室に一人でいた。
「なにしてんだ…？」
『あ、いや、忘れ物して…。』
俺に気づくとすぐに目を反らされた。
さっきから何なんだこいつは。
他のやつとも、昔とも、俺への態度が違いすぎないか…？
俺はAに向かって歩き出す。
それに気づきあとずさるA。
Aの背後に壁が近づいて、Aを挟む形で両手を壁に置く。
「何で逃げる…？」
そう微笑んで見せると、Aは肩をビクッとさせ、顔を反らす。
『…別に逃げて…ない…。』
「じゃぁ怖いのか…？」
『…違う…。』
質問をうつ向きながら否定していく。
片手でAの頬を掴み上を向かせる。
「やっと会えたな、A…。」
久しぶりに近距離で見たAの顔。
吸い込まれるほど美しい。
Aに顔を近づける。
『っ…ちょっ…！』
Aは驚いた表情をする。
互いの息がかかる。
あと少しのところで右頬に強い衝撃を感じた。
『…最低…！』
その顔には怒りが隠っていた。
.
＿＿＿やっぱ…
.
「…いい顔だな…。」
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祟璃(プロフ) - 結末が結末なので、最後の『Bad end』を『Bed end』と読んでしまいとても吃驚しました( (2019年8月6日 17時) (
レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいキメラ - ヒロアカ四期はよ。そろそろ限界が来る( ;∀;) (2018年11月19日 13時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡瓜(プロフ) - サイコパスさん» ですよね…生きていけねぇですわい…。 (2018年10月7日 1時) (レス) id: 1d8d3526bf (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - ヒロアカ終わった、悲しいです (2018年10月6日 20時) (レス) id: 75168e9d82 (このIDを非表示/違反報告)
胡瓜(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございました！そこまでいってもらえて嬉しいです！ (2018年9月23日 12時) (レス) id: 1d8d3526bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡瓜 x他1人 | 作成日時：2018年9月9日 2時
