甘い脅迫【爆豪勝己】 (ページ9)

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脅迫9 ページ9

嫌な事ほど早くきてしまう

放課後、逃げようかとも思ったけどバラされるのが怖かった

「忘れた訳じゃねぇよな？」

わざわざ私の席まできてそう言ってきて、結局は一緒に私の家まで行く事になってしまった

『うちに来て何がしたいわけ？』

念のため確認はしておこう

「別になんも」

『嘘つけ！じゃあ何のために来んの！？』

まさか嫌いな奴を家に入れる日が来るなんて思ってなかった

家がバレてしまうなんて危険だとても

「んじゃ何するかは気分にもよる」

じゃあ帰りたいと思わせれば帰るのか.....

.

私の住むマンションにつき、部屋の前まで来る

鍵を開けて部屋に入る

「結構綺麗にしてあんだな」

『荒れてると思った？』

「あんなことしてりゃあな」

ほんとにとことん失礼な奴だなほんと嫌いだわ死んどけたわし

『どうぞご勝手にー私は部屋にいるから』

ほっとけばつまらないと思って帰るだろう

そう思って部屋に入りドアを閉めようとすると、間に足を挟まれて閉じられなくなる

ドアをこじ開けられる

力強すぎん？こいつ

「言っとくがこのままじゃ帰んねぇからな」

そうなると思ってたよ、人の家まで来てTea飲んでくつろいで帰るとかいう男じゃないだろうとは思ってたから

「今日お前半分野郎と話してたろ、やめろ」

急に睨みながらそう言ってくる爆豪

『何でよ、別に良くない？クラスメイトなんだし』

お前は私の彼氏かって

気持ち悪い、関係ないよね

「なんか気にいらねぇんだよ」

我慢してたけど私の中から溜まってた怒りが溢れてきた

『私はあんたの機嫌取りのためにいるんじゃない！あんたのおもちゃでもない！もういい加減にしてよ！』

『私は前からあんたのことが嫌いなの！何考えてるかわかんないしその性格も！関わりたくなかったのに.....なのにあんなとこ...見られるなんて...』

ここまで言えば、爆豪も怒って帰るだろう

そう思ってたのに