なにわこじらせ女子２ (ページ21)

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「JL5728GO！なにわ、やって〜うれしー」

関空に着いて、衣装に着替えてくるとチャーター便の名前が。
ひとつひとつなにわ男子の為に準備してくださったものたちが感動しすぎる。

写真撮りたい。

西畑「絶対リーダーなんですよ、こういう時おらんの」

みんな準備できて集まってるのに大橋くんだけおらんくて、流星と二人で先に写真撮ってもらっていると駆け足でやってきた。

結構こういうとこあるよね(笑)

大橋「OKっす」

西畑「OKっすちゃうねん」

空港関係者の方々にも笑われてるやん。

ようやくみんな揃って写真を撮ってもらい、みなさんに挨拶をしていよいよ搭乗。

飛行機まで移動の為にバスに乗って、楽しみすぎてきょろきょろしてるとまた雨が降ってきた。
中継の時、ほんまによく晴れてくれたなぁって思ってたらじょうくんが同じこと言ってる。

雨に濡れながら慌てて飛行機に乗り込んで、謙杜の隣に座った。

いよいよ離陸。

飛行機が浮かび上がるのと一緒に、わたしのテンションも上がってくる。

長尾「朔ちゃんがめっちゃ嬉しそうです」

カメラを向けられて、窓の外を眺めていた視線をそちらに変える。

「飛行機好きやねん。めちゃ楽しー」

今度は反対側にカメラを移動してて、追うように覗けばじょうくんと大橋くんが寄り添うように寝てる。
丈橋！かわい！！

みっちーは起きててにこにこ。

大西畑も同じような姿で寝てて、セットみたいでまたかわい過ぎる！
ベルトをしたまま身を乗り出すようにして眺めてしまう。

長尾「朔ちゃんが飛行機とは違うとこで嬉しそうです」

フライト時間もあっという間に過ぎていく。

羽田空港につき、窓の外を見ると沢山の人。
マスコミの方たちがわたしたちを待っている。

緊張感が急に増してきて、衣装とか崩れがないかチェックして。

恭平が軽く前髪を直してくれて、謙杜が大丈夫って頷いた。
みっちーも緊張しながら微笑んでて、じょうくんが肩に、大橋くんが背中にぽんっと触れる。

流星に軽く腕を引かれて前へ進むと、扉が開いていくのが見えた。

西畑「朔、おいで」

みんなが居るって、なんて心強いんやろ。

ちょっとだけ緊張が解けた気がする。

だいちゃんの後に続いて外に出ると、さっき窓から見えた沢山の方々がみんな注目していて。

デビューイベントが始まった。