なにわこじらせ女子２ (ページ11)

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部屋割りをじゃんけんで決める男子！ページ11

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西畑「じゃあ、恒例の部屋割じゃんけんしていきましょー」

「ちゃうねん」

西畑「ん？」

「毎度ナチュラルにわたしも部屋割組み込まれてるけど、そろそろ別にして貰っていいですか？」

さすがにもうわたしも22歳を迎えまして、うら若き乙女がイケメンと同室はヤバイやろとも思うわけで。

主にわたしの精神状態が。

藤原「じゃあいつも通り勝った順に同室な〜」

控えめに挙手して意見してみたけどスルーされた。

なんでや！

一人部屋やとそれはそれで寂しいけど、推しと同室は心の休まる暇がないやん。
常にシャッターチャンスやん。

念を込めて丈くんを見つめてみたけど容赦なくじゃんけんが開始される。

「「「じゃんけん、ぽんっ」」」

何度かのあいこの後、だいちゃんとみっちーがペア決定。

「みちえだいごやぁ」

道枝「なんで朔ちゃんが嬉しそうなん(笑)」

「ふふ、最近推してるペアやねん♡」

長尾「よしゃ、朔ちゃんと同室ワンチャンあるで」

「やー…謙杜うるさいからなぁ」

ヒドッ、と嘆く謙杜をよそにじゃんけんは再開。
また何度かあいこが続いて

大西「朔ちゃんやぁ」

「りゅちぇやー！やったぁ」
　

いぇーいと二人で手を組み合わせた。
ちなみに残りペアは丈長と橋橋。

お兄ちゃんズが嫌がる姿に思わず笑う。

西畑「流星と朔の部屋絶対遊びに行こ♡」

大西「あ、来てくれなくて大丈夫です。間に合ってます」

西畑「なんでなん？！」

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部屋について、流星がお風呂を譲ってくれてありがたく先に入った。
睡魔の大魔王が降臨し始めていて、お風呂から出てすぐベッドに倒れ込む。

「朔ちゃん、そやってるとほんまに寝落ちるから、早う髪乾かしや」

流星に言われて、突っ伏したままくぐもった声で返事だけする。
正直もう眠くて全部が面倒くさいモードに入ってきた。

このまま寝たらあかんってわかってるけど、布団から離れがたくて枕をきゅっと抱きしめると肩を揺すられる。

「俺、お風呂行ってくるからちゃんとしいや」

「…大魔王には勝てん〜…」

誰と戦ってんねん、て言いながら流星がお風呂に行く。

一人きりになると部屋が静かで、また意識がふわふわしてきた。

ヘアオイルも化粧水もなんもしてない。
りゅちぇに怒られる、と思いながらもうとうとしているとチャイムが鳴った。