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花火のような恋だった ページ5
幸せなのって一瞬で、それ以降はひどく落胆するものだと思う。
あれはたしか、学園祭の期間のことだった。
ちょうどほかのクラスの出しものの下見に回っていたとき、
ギョンスくんのクラスからからかうような黄色い声が聞えてきたのだ。
覗いてみればそこには、可愛い女の子と、その子の手を取り跪いているギョンスくん。
後々知ったけれど、あれは演劇でやるワンシーンだったらしいけれど、
そのときの私が知っているわけがない。
ただただ勘違いをし、嫉妬し、自己嫌悪したのだった。
私がこんな性格だったなんて、あなたと出会うまで知らなかったの。
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作者名：ぺんぎん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年6月9日 21時
