兄さん！！！！

ニジュウイチ ページ24

『っ、それどういう事だ？』



アクシアの顔を見れば冗談なんかで言っていることは毛頭なくて。寧ろ切羽詰まった感じ。…会ったばっかの人間に話していいのか、、？でもそれくらい追い込まれてんだろうな 〜うーん。




アクシア「だ、めですか…？」


『ふは、俺でよけりゃいいよ。話せそうなら聞かせてくんね？』


何度かアクシアの髪を撫でれば涙を目にため何度もありがとう、なんて呟くから柄にもなく助けてやりてえな なんて思うわけで。



アクシア「っ、ローレンとオレは出身も同じでよくスローンズっていうユニットみたいなものも組んでいて、…ローレンの仕事は警察官なんです。お互い仕事もあるから毎日会うとかじゃないんですけど… ある日警察官でもとある人の護衛をして欲しい、と依頼を受けたそうです。」



『…おう』



アクシア「警察に頼むなんて行為そもそもが異常なわけで。その話を聞いた時少し怪しいと思ったんですが人の仕事に深入りするのもおかしいと思ってその時は流してたんです。…だけど、だけどっ！！！！」



ローレン「良いよ。もう。」


アクシア「っローレン！！！！」


『起きたんだな…体調は？』



ベッドから起き上がったローレンの側に寄りそっと背中を支えれば驚いたのか目を見開いて薄く頬を染めた


ローレン「っと、大丈夫です、ありがとうございます、笑…そこから俺に話させてください 。」


『…話せそうか？』

ローレン「っ！！！…あ、の嫌だったら大丈夫なんですけど、手、握っても、、」


最後の言葉を言い切る前にローレンの手を絡め取りそのまま恋人繋ぎにして寄り添うように座り込んだ。…ほら、なんかあった時は人肌恋しくなるっていうだろ？え？違う？？


ローレン「あ、りがとうございます、、！！…話の、続きなんですけどその人はとある企業の割とお偉い方で。依頼の内容は '' 最近何かと物騒だから護衛をして欲しい '' との事で。俺自身最初はどうして警察に依頼したんだ？とは思いましたが困っている市民を助けるのが俺ら警察の仕事なので了承の言葉を述べたんです。」

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