兄さん！！！！

ジュウサン ページ16

伏見「あ、次自分いいですか？」


『ほい！！君のことは知ってる！！』


伏見「へ？！！」


『伏見ガクくん！！！この間うちの会社にインターンで来てたよな！！！』



伏見「えっ、あ、そうです！！覚えていてくださったんですか？！」



朔良「僕もAもインターンの子たちは覚えてるし特に特徴的だった子はよく覚えてるんだ〜」


『伏見くんってさ俺の会社の何に1番惹かれた？』


伏見「…周りがよく言う福利厚生の充実さや日本を代表する企業だとかそういうものではなく俺自身が剣持Aさんと成瀬朔良さんの人としての在り方に魅力しか感じないからです。好きなことを自分が興味があることをとことん追求していくそのかっこよさが色んな人を惹き付けるんだなと先日のインターンでより感じました。だから俺はそんな尊敬できるおふたりがいるこの会社に入りたいです」



朔良「ほうほう〜」




なんだ、、ここは、、、面接会場か？？そう言えば兄さんと朔良くんが面接の時直々にいるって2人から聞いたことあるな。まあ僕は兄さんのためなら秘書になってやりますよ。その為に今まで部活も学業も頑張ってきたんだから！！！





『うん…朔良。だよな？』


朔良「ふふ、じゃあ少し時間貰っていい？」



そういうと朔良くんは持ってきたバッグからノートパソコンとタブレットを出しては高速で何かを打ち始めた。…タイピング鬼？？？早すぎでしょ？？？



朔良「ふぅ、、こんな感じかな。良かった〜今日小型プリンター持ってきてて…はい。」


『っし。…伏見ガクくん』


伏見「っはい？！」


慌てたようにガクくんはその場に思いっきり立ち上がってるから周りの葛葉くんなんか飲んでたいちごみるく吹き出してるよ、、、汚っっ！！！



『伏見くん。…ようこそpossibilitéへ』



伏見「っえ、、？」


『うんうん。さっきの話聞いてインターンの時から思ってたんだけどめちゃくちゃ楽しそうに仕事するの見てこの子いいなって思ってたんだけど決定打になったね。…これからよろしくなガク！！』



伏見「〜っ、、や、ば泣きそう、、」


『ふははは笑笑！！ それと刀也とも仲良くしてくれてるみたいだし社長とかいろんなアレはあるかもだけど友達の兄ちゃんとでも思ってくれればいいよ笑』



朔良「伏見くんのこと2人で見てたもんね。笑 気遣い気配りができる子でうちの会社にどうしても欲しかったからわざわざ大学にまで行ったり。」

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