検索窓
今日:10 hit、昨日:124 hit、合計:76,378 hit

優しい嘘 ページ46

_____
_____



side.




翌朝。ホテルのロビーに集まった子供達は、園子から灰原とAが風邪を引いて病院に行ったと聞かされた。




歩美「え!哀ちゃんとAちゃんが!?」

元太「昨日は元気だったのになあ」




元太が不思議そうな顔をすると、光彦が手を挙げた。




光彦「それなら僕達、お見舞いに行きます!」

歩美「うん!」

元太「だな!うな重差し入れようぜ!」






灰原とAを心配する子供達を見て、園子の表情が一瞬曇る。





園子「ダーメ!風邪が伝染っちゃうでしょ」



園子が止めると、歩美は不安そうな顔をした。






歩美「……哀ちゃんとAちゃん、そんなに悪いの?」



子供達の後ろにいたコナンが、園子の代わりに答える。





江戸川「病院で診てもらってる。大丈夫だ。」

歩美「でも……」





園子「クルーザーを手配したから、みんな支度して、いいわね?」





園子の有無を言わせない口調に、子供達は「はーい」と仕方なしに返事をした。すると、






目暮「毛利君」


目暮がロビーにいる小五郎の元へやってきた。




毛利「警部殿!」

目暮「すまないが、コナン君と一緒に来てくれないか」





コナンと小五郎は、目暮の後についてホテルの正面玄関を出た。玄関の前には車が停まっていて、佐藤が運転席に立っている。

コナンが車に向かって歩き出したとき、ポケットのスマホが震えた。




江戸川「ごめん、ちょっと待って。すぐ終わらせる」




着信表示を見たコナンは、ぱたぱたと駆けていく。振り返った小五郎は、呆れた顔でコナンの後ろ姿を眺めた。





小五郎「なーにやってんだ、アイツ。___あれ」







不意にみぞおちの辺りが痛くなって、イタタタ……と押さえる。そこは昨晩、蘭がパンチをお見舞いしたところだった。







小五郎達から離れたところまで来て、コナンは電話に出た。

頼れるのは・・・→←私たちの正体



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
660人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。