優しい嘘 ページ46
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翌朝。ホテルのロビーに集まった子供達は、園子から灰原とAが風邪を引いて病院に行ったと聞かされた。
歩美「え!哀ちゃんとAちゃんが!?」
元太「昨日は元気だったのになあ」
元太が不思議そうな顔をすると、光彦が手を挙げた。
光彦「それなら僕達、お見舞いに行きます!」
歩美「うん!」
元太「だな!うな重差し入れようぜ!」
灰原とAを心配する子供達を見て、園子の表情が一瞬曇る。
園子「ダーメ!風邪が伝染っちゃうでしょ」
園子が止めると、歩美は不安そうな顔をした。
歩美「……哀ちゃんとAちゃん、そんなに悪いの?」
子供達の後ろにいたコナンが、園子の代わりに答える。
江戸川「病院で診てもらってる。大丈夫だ。」
歩美「でも……」
園子「クルーザーを手配したから、みんな支度して、いいわね?」
園子の有無を言わせない口調に、子供達は「はーい」と仕方なしに返事をした。すると、
目暮「毛利君」
目暮がロビーにいる小五郎の元へやってきた。
毛利「警部殿!」
目暮「すまないが、コナン君と一緒に来てくれないか」
コナンと小五郎は、目暮の後についてホテルの正面玄関を出た。玄関の前には車が停まっていて、佐藤が運転席に立っている。
コナンが車に向かって歩き出したとき、ポケットのスマホが震えた。
江戸川「ごめん、ちょっと待って。すぐ終わらせる」
着信表示を見たコナンは、ぱたぱたと駆けていく。振り返った小五郎は、呆れた顔でコナンの後ろ姿を眺めた。
小五郎「なーにやってんだ、アイツ。___あれ」
不意にみぞおちの辺りが痛くなって、イタタタ……と押さえる。そこは昨晩、蘭がパンチをお見舞いしたところだった。
小五郎達から離れたところまで来て、コナンは電話に出た。
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kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時