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私たちの正体 ページ45

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キールに抱えられながら、私とキール、ウォッカはとある一室に向かっていた。


扉を開けると−−





灰原「…!」

直美「あ、あなたがどうして」





目の前には、行方不明だった直美さんと志保が同じ様に縛られていた。



ウォッカ「しっかし、信じられねぇな」


ウォッカの声に、灰原はピクリと肩を上げた。ウォッカは持っていたタブレットを顔の横に掲げて、ニヤリと笑った。


灰原はAを連れてくる前に、“シェリー”と“灰原”比べた画面を見せられていたが、今、ウォッカが出している画面は“メリー”と“A”の画像が並んだ老若認証システムの結果画面が表示されていたために、驚いてしまった。




ウォッカ「お前、メリーなんだろ?」

『…』





Aが無言を貫くと、ウォッカはフンと鼻を鳴らし、直美に近づいた。



ウォッカ「おい、これってこのガキ達がこの女達ってことだろ?」

直美「これって……」




タブレットの画面を見せられた直美は、自分の首元を見た。ネックレスが無くなっている。

 答えてはいけないと直感した直美は、画面から目を逸らした。ウォッカがチッと舌打ちをする。




ウォッカ「まぁいい。黙っていられるのも今のうちだ」



捨て台詞を吐いて、部屋を出て行く。




キール「立って、あなたは元の部屋に戻りましょ」

直美「どうしてその子だけ…!」





直美が声を荒らげて問いかけるとウォッカは鼻で笑った。




ウォッカ「お前が知る必要ねーよ
だがお前らは理解してるよな?

キール、お前は見張りだ」





キールはAをまた抱き抱えると、ウォッカの後に続いた。





キール「ええ、生かしたままラムに会わせるしかないわね」

ウォッカ「ハァ?ジンの兄貴に会わすのが先だ!
そのためにこのガキだけ別室にしてんだからよ!」




ドアが閉められ始め、灰原とAは目線をまじ合わせると閉められたドアを互いに見つめあっていた。



















正体がバレてしまった__!!






メリーとシェリーが幼児化して生きていることが、組織にバレてしまったのだ。



Aは、自分のせいで灰原だけでなく、幼児化したコナンやメアリーにまで危害が加わっている

結局、結局…悪夢と同じような結果になってしまう。ただ、夢と違うと分かるのは−−



















“殺される順番”


ただそれだけだった。

優しい嘘→←曖昧な目覚め



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kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時

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